『ロサンゼルスと日本を結ぶライブオンライン研修』企画中

アウェアは、米国のDV(正式にはIPV:Intimate Partner Violence)被害者支援の専門家でかつ加害者プログラム実施の先駆者として全米に知られるアリス・ラビオレットさん(Ms. Alyce Laviolette)による研修を、今年12月に提供できる見通しになりました。米国と日本をオンラインで結びzoomライブ形式(逐次通訳付き、4時間)で実施する予定です。

アウェア代表・山口のり子に「私のお師匠さん(mentor)」と言わしめるアリス・ラビオレットさん。日本に居ながらにしてアリスさんの最先端の知見と豊富な経験、そして何よりユーモアあふれるその人柄に触れる貴重な機会になるでしょう。

日時:12月13日(日)日本時間午前9時から午後1時までの4時間
対象:アウェア関係者をはじめDVや虐待に関心のある方
参加費:4000円~5000円(予定)

※お申込みフォームと研修内容の詳細は後日掲載します。お楽しみに!

アリスさんは、DV分野で米国のみならず世界的に講演活動を行う専門家です。次のようなDVや虐待に関わるあらゆる話題について話してもらうことが可能です。シリーズ化も検討中です。

B. 虐待親に対する子育て再教育プログラム
C. DV加害者プログラム
D. DV被害者支援
E. セクハラとセクハラ加害者プログラム
F. ジェンダー規範と女性への抑圧
G. 女性(あるいは男性を含めて)の怒りと恥について
H. ジェンダーと社会的影響など全般
I. その他

◯アリスさんは専門家をトレーニングする専門家

アリスさんが被害者支援に関わって42年、そして加害者プログラム実施歴は41年と、どちらも継続中で“未来進行形”。被害者・加害者双方の個人カウンセリングも行っているほか、連邦、刑事及び民事裁判において専門家として見解を述べることを許される「専門家証人」(米国連邦証拠規則に基づく)としての仕事も担っています。また毎年、ABIP(全米加害者介入プログラム協会)でプログラム実施者のトレーニングを担う講師を務め、今年7月にもABIPで「女性は怒ることを許されない:女性の怒りと恥」という興味深いタイトルで講座を提供するなど、COVID-19の影響下でも精力的に活動しています。

◯アリス・ラビオレットさんについてもっと知りたい!という方は次のHPもご覧ください。
https://alycelaviolette.com
カリフォルニア州ロサンゼルス在住

共著として、Sage出版の大ベストセラー本『DVは誰に起きてもおかしくない:なぜ、被害女性は逃げないのか?』(It Could Happen to Anyone: Why Battered Women Stay?) と、カリフォルニア州裁判所向け子育て指導教本『子どもたちのために』(For our Children)がある。
この他、被害者および加害者に関する出版物多数。米国内外で講演し、米国務省向け講演者リストに登録されている。
これまで、ベトナム、イスラエル、カナダなど、世界各地で講演活動を行ってきた。
また、刑法および家族法、民事裁判所および連邦裁判所で、また社会的に高い注目を集める裁判で、専門分野の知見を求められる専門家証人として務めてきた。
米国内の地方・全国放送局および国際的なTVやラジオ番組に出演。これまでの活動に対して、(前)「虐待を受けた女性に関わる南カリフォルニア連合」から生涯功労賞、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校から年間最優秀同窓生表彰、ロングビーチ女性シェルターから希望の星表彰、カリフォルニア州およびカリフォルニア郡からの顕彰など、数多くの賞を受賞している。

〇英語が聞いてわかる方はこちらもどうぞ
TED TALKにも出演
https://www.youtube.com/watch?v=0QfNE4F0_2s