暴力をふるう男性たちのための【DV加害者プログラム】

■特徴
●治療ではありません。
●カウンセリングでもありません。
●DV行動をやめ、暴力の責任と向かい合うためのグループで行う教育プログラムです。
●長い時間かけて行ないます。(毎週2時間、52回以上)      
●米国カリフォルニア州認定のプログラムを応用しています。
●被害者支援のひとつの方法として加害者プログラムを実施します。


■グループで実施
●プログラムはグループで実施します。そのほうが効果があるからです。
 参加者はお互いに話を聞き合い、コメント、アドバイスをし合います。
●3つのグループがあり、次のファシリテーター(プログラムの知識と
 技術をもって、目的に向かってプログラムを進行する役割の人)が
 実施しています。
 AとB:吉祥眞佐緒(アウェア事務局長)
 c:吉田由美(静岡市在住、被害者支援とデートDV防止教育を実施)

■対象
●DVの問題を抱えている男性で
 精神疾患がない方
 アルコールや薬物依存症ではない方      
 仕事をしていて一般的社会生活を営んでいる方
 DV行動をやめるためになんとかしたいと決意している方

 パートナーも個人面談(電話やビデオ会議も可)を受けてくださることが参加要件です。
●アメリカ合衆国など、現地でDVをして逮捕され、裁判所命令で加害者プログラム受講
 が科された方も受け入れています。アウェアにはこれまでにそういった方が数名参加し
 ました。その場合は、アメリカの裁判所や所轄の保護観察官に参加状況や進捗状況の報
 告、及び修了(カリフォルニア州は52回)した際には、英文の修了証明書をアウェア
 が発行します。これまでに参加した方すべてが裁判所で修了を認められました。
(証明書等には別途費用がかかります)

■プログラムで学ぶこと
○暴力とは何か
○刷り込まれた男らしさ、女らしさ
○自分の暴力的態度
○パワー(力)とコントロール(支配)
○DV行動の背景とまちがった信念
○暴力の種類
○タイムアウト
○暴力をふるってしまった相手の気持ちや傷つき
○子どもへの影響
○相手を尊重するパートナーシップ
○感情の種類
○感情の発見
○気持ちを表す方法
○I(アイ)メッセージ
○ストレスをもたらす考え
○ポジティブなセルフトーク
○怒りのコントロール
○ストレスマネイジメント
○コミュニケーションスキル など

参加者たちは自分の気持ちをグループで語り、ほかの人の話を聞き、体験や痛みを共有することで、お互いに心を開いて助け合います。その中で自分のDV行動やまちがった価値観に、相手の痛みなどさまざまなことに気づくこと(aware)を積み重ねます。そういう作業を通して初めて自分を変える可能性が生まれます。

■本の紹介へ

プログラムの詳細を知りたい方は、awareアウェア代表の山口のり子著「愛を言い訳にする人たち DV加害男性700人の告白」「DVあなた自身を抱きしめてーアメリカのDV被害者・加害者プログラム」(梨の木舎発行)をぜひご覧ください。

■参加者からのコメント
(Aさん、30代、卒業者)
awareには参加する2年前に連絡をとったことがありました。当時DVについての本を読み、通わなくてもDVを自分一人で治せると思っていました。一人でやってみて、一時期状況が好転したように見えた時期はあったのですが、結局治ることはなく以前より深刻な状況となってしまいました。それで、awareへの参加を再度考え始め、パートナーから「一人で直すのは無理」と言われたことと、DVを直さなければ離婚という危機感からawareへの参加を決意しました。
通い始めてしばらくの間は、暴力を無くすには行動さえ変えれば良い、更正プログラムはhow to的なものと考えていので、あまり変わりませんでした。行動を変えることだけではなく、怒りをもたらす考え方や価値観に気づき、考え方を変えていこうと努力し、実行し、成果が上り実感を得た時、本当に暴力を止められるのではと思いました。一人では決して気がづかなったし、考え方や価値観を変えるにはものすごい抵抗感がありましたが、実際に変わり始めた処、それまでの様に些細なことで怒ることが無くなり自分の生活も楽になりました。

(Bさん、40代、参加10ヶ月目)
昨年は少しずつプログラムで得た事柄を実践してきました。プログラムで学んだ時は納得しているのですが、家庭生活は様々なことが起こるため、実践していくことの難しさを痛感しました。これからタイムアウトも取らずに過ごせるには数年かかると思いますが、それでもあれほど短気で怒りがちな私が、この1年暴力も振るわずこられたことは、自分自身としても将来への自信となるものでした。妻は仕事をしたいとのことで、以前から希望していた国家資格の取得のための勉強をしております。また長男も勉学や部活等の学校生活にも自信をつけてきたようです。これら家族の行動一つをとっても皆表情が明るくなったと同時に、一人一人が自立した人間として、確かな成長を遂げつつあることは感涙の極みであります。本当に暴力は何の問題の解決にもならないばかりでなく、結局自分自身も含めて自由を奪い、破壊する行為であったことを痛感した1年でした。

(Cさん、30代、参加したばかり)
今日は他の参加者の話を聞き、それを自分に置き換えて考えることにより、自分だったらどうしていたか、そのどこがいけなかったのか、客観的に見つめ直すとてもよい機会になりました。次回も参加するのが楽しみです。

(Dさん、40代、参加1年)
最近は週に一度のペースで会っています。山口さんが二心異体と言ったことを彼女に話したら大喜びしていました。二人の人間が別の感情、考えを持って向き合っていることを僕はいつも確認しています。彼女の人生は彼女のものであると、呪文のように心の中で唱えています。会うようになって4ヶ月が経ちました。ずいぶん彼女の気持が安定してきた ことを感じています。それでも先日、彼女が大ブチキレしたのですが、それ彼女にとっては必要なことだったと思っています。これからもこういったことは あると覚悟もしています。自分の弱さや不安を彼女の存在で埋めようとしていたことに気がつきました。自分の欠如は自分で埋めるしかなく、彼女とは関係ありません。それがわかってから、僕自身もずいぶん安定してきました。別れてから1年が経とうとしています。去年の11月は地獄でした。1年経って、おだやかに会えていることが奇跡のようです。感謝しています。

(Eさん、30代、参加8ヶ月)
グループに初めて参加する時は、何をするところか分からなくて大変緊張しました。でも同じ問題を抱えた仲間に会って、話をすることで自分の問題が見えてきました。僕のパートナーはヒステリックに僕に攻撃するので、僕はいつも腹を立てていました。でもアウェアで学習して僕の暴力が彼女をそうさせていたことに気がつきました。ですから最近は彼女にすまないことをしたという気持は起こりますが腹は立たなくなりました。彼女に詫び、彼女を癒すことがこれからの課題です。

■ご連絡先
アウェア aware
TEL : 03-6272-8770
FAX : 03-6272-8771
E-mail : info@aware.cn

*DV加害者プログラム参加についての詳細を知りたい方、その他のお問い合わせはアウェアまでメールください。

mail : info@aware.cn

*加害者プログラムの男性たちが話すことをたくさん紹介している本

愛を言い訳にする人たち