自分に対して気をつかわせることで上下関係であることを意識させました:教材を使ったある日の振り返り㉑

F(ファシリテーター):教材「未熟な夫」を使ったら、男性たちから赤裸々な言葉がいろいろと発せられました。

・運転中渋滞にはまるとひとりの時もイライラするけど、同乗者が他人
 の時とパートナーの時とは自分の態度が違っていたことに気づきまし
 た。パートナーに気をつかわせたり、怒りをぶつけることで、自分の
 気持ちが軽くなるような気がしていました。
・相手には「おはよう」などの挨拶をしないことで、自分に気をつかわ
 せ、それで上下関係を意識させました。
・役割分担の特権意識がありました。家事を何かやるように言われると
 「何でやらなきゃいけないの?」といつもイラっとしました。
・パートナーの愚痴を聞くのは煩わしく、つまらないことで悩みたくな
 いと思っていました。
・自分の世界を作り、相手には入ってこさせないようにしていました。
・思い通りに動かしたくて、彼女から絶対文句の出ない自分の母親を常
 に引き合いに出していました。
・相手の意見を取り合わないようにするための決まり文句があり、自分
 は正しいというために使っていました。
・常に自分を守りたい。いっしょにいるのは世話をしてもらうメリット
 があるからだと思っていました。
・相手には僕のことを気づかってもらって当たり前なので、ほめるとか
 感謝するという発想がありませんでした。
・自分を守りたかったし、良い息子でいたかったんだと思います。

F:DVはジェンダー・ベース・バイオレンス(性別役割が基でおきる
  暴力)です。男性たちは社会にある性別役割意識(習慣)をさんざ
  ん利用してきたようです。

*DV加害者プログラム参加についての詳細を知りたい方、その他のお問い合わせはアウェアまでメールください。

mail : info@aware.cn

「愛を言い訳にする人たち」(出版社: 梨の木舎)

著者が15年間DV加害者プログラムを実施してきた体験を通じ、 加害者はなぜDVするのか?加害者は変わるのか? 変わる場合はどのような道筋を通って変わるのか? 変わらない場合はなぜか? など、皆さんの疑問にお答えする本です。