アウェア・オンライン・サロン#5

アウェア・オンライン・サロン#5を行いました。

「暴力防止としてのジェンダー平等教育@学校」
開催日時:4月18日(日)午後1時30分〜3時30分
ゲスト:近藤凜太朗さん

41人の方に参加していただいて、ジェンダー平等教育について共に考えを深めることができました。


参加された方の感想です

・初めて参加いたしました。大変わかりやすくジェンダーについての学びが深まりました。ありがとうございました。

・今回の講座は本当に多くのものを得ました。歴史的背景から、純潔教育、そこからくる男女平等の矛盾と被害者非難、幸福な家族幻想の背景をおさえた上で、ジェンダーの視点が不可欠であるデートDV防止教育の必要性、そして人権教育の4つの側面。本当にわかりやすくてもっと深く学びたいと思いました。

・参加者の発言も結構できて、みなさんの意見も聞けて、近藤さんも参考にされている姿が微笑ましかったです。

・すぐれた研究者の仕事は、アクティビストの後押しになると言われることがありますが、近藤さんが、ウイメンズネットこうべでの活動にご自身が学びながら、ジェンダー平等教育とデートDV防止教育について論考を進めてくださることは、デートDV防止教育にとりくむ私たちの大きな力であり、希望だと思いました。

・ズームによるこのような学びの場に初めて参加し、楽しかったです。
近藤さんのお話の中で特に印象深かったのは、学校の隠れたカリキュラムについてです。一見平等に思える学校には、昔ながらの性別役割分担意識に基づくものがあちこちにあるということに改めて気付かされました。

・改めてジェンダーについて学びなおし、すべてにわたってジェンダー平等視点が必要であることを実感しました。

次回もどうぞお楽しみに!

◯近藤凜太朗(こんどう・りんたろう)さん

1994年生まれ。大阪大学人間科学部、同大学院人間科学研究科博士前期課程を経て、現在、大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程。専門領域は、ジェンダー論、教育社会学。
2016年より、「認定NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ」にて、デートDV防止授業の講師として中学・高校・大学等で授業を行うとともに、ひとり親世帯の子どもたちを対象とした学習支援ボランティアとして活動している。
また、2019年6月以降、性暴力反対運動フラワーデモを神戸市で開催する運営チームの一員としても活動している。

〇アウェア・オンライン・サロンについて
DVは「ジェンダーが基でおこる暴力(虐待)」と、国際社会により定義されています。アウェア・オンライン・サロンは「ジェンダー平等」「ジェンダー主流化」について私たち自身が理解を深めるため、また人々に広めるために、「ジェンダー平等」を主軸に、ゲストを招いて学習と交流の場を設けています。