自分の非を認めないし、見下しの見方が変わっていません:ある日の振り返り㉗

振り返りをした男性:
姉の家族と食事をする機会があったとき、姉の夫が単身赴任をしていることを自分が家族に伝えていなかったことが発覚してしまいました。そのときに素直に非を認められず「そんなの興味ないよね?」と言ってしまいました。また、姉が私の仕事について聞いてきたとき、そんなことも知らないの?というような言い方で姉を小バカにしてしまいました。言ってから「しまった!」と思ったけど黙っていました。

1週間後にパートナーにそのことを指摘されました。姉には謝罪のメールを送りましたが、パートナーに言われないとそういう行動がとれない自分を情けなく思いました。自分の非を認めないし、見下しの見方が変わっていないんだと思います。

F:この振り返りに対してグループから次のような投げかけがありました。
・親しい人に自分が物知りでえらいというふうに見せたい気持ちがあるのでは?
・なんで見下したのかを掘り下げる必要があるのでは?
・ベテラン(長く通っている)というだけで、めったに参加しないからダメなのでは?

F(ファシリテーター:プログラム実施者):1週間そのことを言わずにいたパートナーの気持ちを考えてもらいましたが、この男性は、同居でも家庭内別居状態で顔を合わせる機会がないのを理由にしたり、いくら考えても答えは相手に聞かないとわからないと言って逃げたりして、自分勝手に納得してしまう傾向があるように思いました。この男性は、以前にも似たような形でパートナーから指摘を受ける事件がありましたが、そのときに、また同じような場面があったらどうするか、よく考えて取り組んでいませんでした。それで、このような自分自身の問題にどのように向き合い、どうするかよく考えて来て、次回みんなに報告することを宿題にしました。