都議会議員の方向けに、デートDV防止教育の研修会を行いました

6月14日、東京都議会議員の方々を対象に、研修会「デート DV 防止教育をすべての子どもたちに」を行いました。アウェア認定・デートDV防止プログラム・ファシリテーターからの報告です。

アウェア認定者 向井ゆうこ

本日は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
「都議向け研修会」に参加しますと名乗り出た際には、傍聴するつもりでおり、私自身の体験談を話す機会をいただけるということに驚きました。

また私の中では、謁見室のような場所で議員1~2名に対しアウェアの活動の話を聴いてもらう小規模な会だと考えていました。
しかし蓋を開ければ、大きな会議室で16名もの議員や書記が集まっていただき、同時にオンラインでの参加の議員も6名、更には、参加できなかったので、と資料だけでもとお声がけくださった議員も3名もいらっしゃるほど大きな会でした。

そんな中で「DVの被害体験の当事者」として紹介いただき、どうやって私がアウェアにたどりついたのか、そしてなぜ当事者になったのかという話をしました。また現在もDV問題を抱える家庭としてどのようなことに困っているのか、これまでの体験の中でどのようなことが起こったかなども話しました。

ご参加いただいた皆様から熱心に聴いていただいている視線を感じ、あれもこれもと多くの気持ちをお伝えすることができました。その中で東京都としてもっとデートDV講座を普及して欲しいこと、デートDVは特別な人たちの問題ではなく、根本の「力と支配」の構造はいじめや体罰などの学校が抱える問題とも共通しているものであることをお伝えしました。

その後の質疑応答も盛り上がりを見せ、熱気のある状態で会が終了しました。改めて本日はアウェア本部スタッフの力強いエネルギーを間近で体感する貴重な一日となり、感銘を受けました。またこのような大きな会として開催できたのも、部屋の予約や超党派でとりまとめをしたり、ハイブリッドで開催するためのセッティングをしてくれた議員2名のお力添えがあったからだと伺い、心より感謝申し上げます。

 

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