配偶者への性暴力

先日、NPO法人全国女性シェルターネットから「配偶者への性暴力」の問題を取り上げて声明文が出されましたが、今、ヤフーニュースで「配偶者への性暴力」が話題になっています。パンドラの箱を開けたのはNPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべの代表理事である正井禮子さんです。

正井さんとアウェア代表山口のり子からのメッセージです。

<正井禮子さんから>

長年DV被害者支援活動を通して配偶者間の性暴力のひどさに心を痛めてきましたが、2月15日の全国女性シェルターネットの声明文を読み、やっと社会に向けてひどい実態を知ってもらえるようになったとほっとしました。

この声明文についてメディアの女性たちに伝えたら、毎日新聞の神戸の記者が以下の記事を書き、ヤフーニュースにも紹介されました。このような理不尽な暴力を根絶していくために、不同意性交罪に配偶者間性暴力を含めて欲しいです。そもそも、欧米のようにDVを刑法犯罪にしてもらいたいと思っています。

そこで、ヤフーニュースを一人でも多くの国会議員や内閣府男女共同参画課の皆様や厚労省のDV担当課の方たちにぜひ読んで頂きたいと思っています。

感想が1770通、勇気づけられる声が非常に多く、当事者からの声も多数寄せられています。このように被害当事者の声に触れることは、シェルター関係者の他には、あまりないことだと思いますで、ぜひ読んでいただければその困難さをご理解いただけるのではと思った次第です。

皆様の知人、関係団体や特に国会議員の皆様や国の関係機関に以下の情報案内していただけたら幸いです。よろしくお願いします。

ヤフーニュース <声をつないで>「銭湯行けない」深い心の傷 支援団体代表が語る性的DVの実態

3/14(日) 14:00配信 をぜひ読んで下さい。現在、1770人の声が寄せられ、その声に勇気づけられます。また、過去、現在、夫からの性暴力に苦しんでいる女性たちからの声も多数あります。長年、DV被害女性の支援を続けてきて、配偶者間の性暴力の酷さ、その心身への深刻な影響を見てきました。たとえ離婚しても、その回復には長い年月がかかり、生活再建や子育ても非常に困難な状況があります。配偶者間の性暴力は日常的に繰り返されるレイプです。「妻だったら拒否できたはず・・・」は司法関係者の無理解を露呈しています。

このような現状を変えるには、ジェンダー平等教育を小学校から高校まで義務教育として実施するしかないと思います。また、大學教育の現場でジェンダー平等を選択科目ではなく、必須科目にする。なかでも、大学の法学部ではジェンダー法学を必須科目にしてもらいたいです。

今も、閉ざされた家庭の中で、毎晩、性暴力に苦しんでいる女性たちが数多く存在しています。この現状を早急に変えていきたいと強く願っています。

<山口のり子から>

正井さん、よくぞパンドラの箱を開けてくれました。やっと、やっと、本格的に性暴力に光が当てられるようになりましたね。

私もずっと気になっていました。アウェアに来るDV加害男性たちが、次のような性暴力をしていることをグループの中でだんだん話すようになるからです。

DVしたあと仲直りのつもりでセックスすることを求める、相手が寝ているときにセックスを始める、相手がしたがらないのにセックスを無理強いする、セックスに応じないと冷たくしたり不きげんになる(不機嫌の「嫌」は女性差別漢字なので使いません)、いやがるのにポルノを見せる、避妊に協力しない、セックスに応じないと浮気する、風俗へ行くなどと言って脅す、あるいはそうする など

イギリスや北欧では同意のない性行為は犯罪という法律まで作られている時代なのに、今の日本でDV加害者プログラムに来る彼ら(だけでなく多くの男性)には、妻の性的同意が要るなんて概念はこれっぽっちもありません。

一方、女性たちも面談では性被害については語りません。相手にされたことが性暴力という自覚がない、自分が悪いと思い込んでいる、性暴力だったという自覚はあるけど認めたくない・話したくない、からです。

でも、先日の女性グループで、夫婦間でも性的同意が必要だということを話題にして、イギリスの警察が作った動画「紅茶と同意」を見てもらったら、被害体験を語ってくれるようになりました。夫婦の寝室で、ジェンダー不平等の極みの営みが行われています。

日本政府には、ジェンダーギャップ指数121位という無残な現状を変えるためには、スポーツといっしょにするような省ではなく、すべての省の上にたつ「ジェンダー平等省」を作って本気で取り組め、と言いたいです。

今「ジェンダー平等を!」の大きな声を挙げずしていつ言うのでしょうか。イギリスやオーストラリアなどでも「女性への暴力」に「NO」という大きな声が今挙がっています。世界の女性たちとつながり、北京で起きたような「女性への暴力撲滅」の大きなうねりを作り出しましょう!

子どもたちにデートDV防止プログラムを

アウェアは2003年に「デートDV」という言葉を作りました。
そして2003年に全国でいち早く、若者向け防止プログラムを作り、学校(小・中・高・大等)で出前授業を実施しています。

アウェアのデートDV防止プログラムのねらい・内容・ポイント・到達目標はこちらをご覧ください。

アウェアは2006年から実施者養成を開催していて、現在137名のアウェア認定デートDV防止プログラム・ファシリテーター(実施者)が各地で活動しています。

子どもたちにとっては、学校で授業のひとつとしてプログラムを受講することが一番効果的です。
ぜひ、全国の認定者の一覧をご覧いただき、地元の認定者に直接ご依頼ください。認定者による団体「アウェアFネット」にお問い合わせ(メールアドレスは全国の認定者一覧のページに記載)いただくこともできます。

コロナ禍で、生徒を一か所に集めての実施や、外部講師を招いての実施が難しい場合は、ご希望にそうよう、認定者はさまざまな対応の仕方に努めています。

また、中学生向け45分の録画(パワーポイントを使ったZOOM会議)の一部がこちらでご覧になれます。
この動画を配信する形で実施をご希望の場合は、アウェアにお問い合わせください。

なお、アウェアではさまざまな自治体向けにデートDV防止啓発パンフ(表紙のみ 中学高校)の制作もしています。最近子どもたちが知らずに加害をしてしまったり、被害にあったりしやすいSNSを使った危険な行為についても記載しています。関心をお持ちの場合、見積りを作りますので遠慮なくお問い合わせください。

◆対談一部公開◆『力と支配〜ジェンダーに基づく暴力の根絶をめざして』本編Vol.1 力と支配〜セクシュアル・ハラスメント

2月28日は『力と支配〜ジェンダーに基づく暴力の根絶をめざして』本編Vol.1 力と支配〜セクシュアル・ハラスメントです。今回の第一部は、講師アリス・ラヴァイオレットさんとアウェア代表山口のり子の対談(字幕付き録画)を予定しています。

冒頭の一部を公開しましたので、ぜひご覧ください。

お申込みはpeatixにて https://aware20200228.peatix.com/
申込締切:2月27日(土)の午後1時

2021年養成講座日程

2021年の実施者養成講座の日程が決まりました。
*講座の一覧は各種講座のページをご覧ください

どのプログラムの実施者を目指すかによって、受講講座が異なります。

 ・デートDV防止プログラム・ファシリテーターをめざす方
 ・DV被害女性(支援)プログラム・ファシリテーターをめざす方
 ・DV加害者プログラム実施者をめざす方

*ひとつの講座の前期と後期は年をまたいでの受講はできませんので、希望講座の全日程をご確認の上、お申込み下さい。
現状に即した講座内容にしたり、講師の都合に合わせたりするので、講座の内容や順番が毎年少し変わります。ですから今年は前期のみで後期は来年という受講の仕方は原則できません。ご都合で仕方なく後期が同年に受講できなくなった場合は、翌年の前期を再受講してから後期を受けていただくことになります。その際、前期の受講料の割引があります。DV加害者プログラム研修についても、研修Ⅲまで進むつもりの方は、研修ⅠとⅡは同年に受講してください。研修Ⅲは時間がかかるので1年から2年かけてくださってかまいません。それ以上かかりそうな方はご相談ください。

*講座はすべてオンライン(zoom)で開催します。
*カメラ機能をONにして、お顔が映った状態で参加してください。グループワークもあります。
*テキストはデータ(pdf)でお送りますので、ご自身で印刷してください。

《2021年デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座前期について》
◇詳細:こちらからチラシをダウンロードしてご覧ください
◇申込み:申込フォームからお申込みをお願いします
https://forms.gle/nx9kHXt12icWUxpv8
◇参加費:30,000 円(前期分、税込)
お振込み先は、申込受付後メールでお知らせします。
◇定員:40名(先着順)
4/7追記 お申込みをたくさん頂きましたので、定員を増やしました!
◇申込締切:4月30日(金)24時
5月7日(1週間前)までのキャンセル連絡は、振込手数料のみ引いて返金いたします。5月7日以降は、講座資料冊子のデータをお送りすることなどもあり、返金できません。(ただし、次回のデートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座前期に参加を希望された場合は、参加費の割引があります)

《デートDV防止プログラム・ファシリテーターをめざす方》

◆2021年デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座
前期(基礎編)3日間
5月14日(金) 10:00-17:00
5月15日(土) 10:00-17:00
5月16日(日) 10:00-16:00

後期(実践編)3日間
6月18日(金) 10:00-17:00
6月19日(土) 10:00-17:00
6月20日(日) 10:00-16:00

2021年デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座前期のお申込みはこちらから

Download (PDF, 300KB)

 

《DV被害女性(支援)プログラム・ファシリテーターをめざす方》

デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座(同年度内に合わせて6日間)を受講していただくと、DV被害女性(支援)プログラム・ファシリテーター養成講座に進むことができます。

◆2021年デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座
前期(基礎編)3日間
5月14日(金) 10:00-17:00
5月15日(土) 10:00-17:00
5月16日(日) 10:00-16:00
後期(実践編)3日間
6月18日(金) 10:00-17:00
6月19日(土) 10:00-17:00
6月20日(日) 10:00-16:00

◆2021年DV被害女性(支援)プログラム・ファシリテーター養成講座
前期:2021年7月17日(土)&18日(日)
後期:2021年8月14日(土)&15日(日)

2021年デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座前期のお申込みはこちらから

《DV加害者プログラム実施者をめざす方》

デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座の前期と後期(同年度内に合わせて6日間)を受けたあと、DV被害女性(支援)プログラム・ファシリテーター養成講座の前期と後期(同年度内に合わせて4日間)を受講していただくと、 加害者プログラム研修Ⅰ(基礎編)とⅡ(教材編)(同年度内に合わせて6日間)、そしてⅢの加害者グループの見学(50時間)と実習(10時間以上)へと進む(2年以内に修了を目処に)ことができます。

詳しくはこちらからチラシをダウンロードしてご覧ください。

Download (PDF, 238KB)

◆2021年デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座
前期(基礎編)3日間
5月14日(金) 10:00-17:00
5月15日(土) 10:00-17:00
5月16日(日) 10:00-16:00
後期(実践編)3日間
6月18日(金) 10:00-17:00
6月19日(土) 10:00-17:00
6月20日(日) 10:00-16:00

◆2021年DV被害女性(支援)プログラム・ファシリテーター養成講座
前期:2021年7月17日(土)&18日(日)
後期:2021年8月14日(土)&15日(日)

◆DV加害者プログラム研修
研修Ⅰ(基礎編 3日間):2021年10月15日(金)&16日(土)&17日(日)
研修Ⅱ(教材編 3日間):2021年11月19日(金)&20日(土)&21日(日)
研修Ⅲ(加害者プログラムのグループ見学と実習)
*研修Ⅰ修了後、個人面接を行い、受講資格等を確認させていただきます。条件に当てはまる方のみ研修ⅡとⅢに進んでいただけます。

2021年デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座前期のお申込みはこちらから

<オンライン講座のご説明>
オンライン・ビデオ会議システムのZOOMを使用します。
画面上に参加者全員の顔が映り、リアルタイムで双方向またはお互いに会話ができます。

1.環境
カメラ、マイク機能の付いたパソコンをご用意ください。
ご自宅(他)で、一人になれる静かな場所で参加してください。
周りの声や音が入ってしまうと、全員に雑音として聞こえてしまいます。

2.練習
ZOOMを初めて使用する方には、事前に練習することをお勧めします。
遠慮なくお申し出ください。

3.手続き
参加者には事前にアウェアから招待メールを送ります。
そのメールには入室に必要なURLが記載されています。
それをクリックするだけでオンライン講座に参加できます。

4.皆さんに守っていただきたいルール
1.開催中のオンラインプログラムの様子を録音・録画したり、スクリーンショットやカメラで撮影したりすることはしないでください。
2.インターネット上のさまざまな機能を用いて、参加者の顔画像や個人情報を転載したり流出させたりすることはしないでください。
3.おひとりで参加してください。参加者以外の人がプログラムの様子を見ないよう、環境に配慮してください。

5.セキュリティ
最近Zoomの安全性に問題があることが発覚し、アウェアもこのアプリを利用して講座を開催にあたり十分な注意を払い、安全性を確保することが必要と認識しています。
現時点でそのために広く勧められている以下の方法をアウェアが取っていることをお知らせします。
1.Zoomの最新版を利用する。
2.Zoomへご参加いただくために必要な情報は、必ずみなさまのメールアドレス宛にお知らせする。
第三者に読み取られる可能性のあるSNS等を用いたお知らせはしない。
3.アウェアで利用するPCにインストールされているアンチウィルスソフトは必要な更新を行い、常に最新版のものを利用する。

 

『力と支配〜ジェンダーに基づく暴力の根絶をめざして』本編Vol.1 力と支配〜セクシュアル・ハラスメント

2020年12月に実施した「DV・虐待防止のためにロサンゼルスとつなぐライブ・オンライン講座 入門編」が大変好評でしたので、ついに本編「力と支配〜ジェンダーに基づく暴力の根絶をめざして」を開催します!

本編Vol.1
テーマ:「力と支配〜セクシュアル・ハラスメント」
日 時:2021年2月28日(日)9時~13時
講 師:アリス・ラヴァイオレットさん
通 訳:伊藤聖美さん

「力と支配」は家で起こるとDVで、職場などでおこるとセクハラです。レイプも性的欲求の暴走ではなく「力による支配」です。COVID-19は社会の根っこにある差別や不公平さをあぶり出し、国連が「陰のパンデミック」と呼ぶDVなど女性への暴力の増加は世界的に顕著です。

この機だからこそ、ジェンダーに基づく暴力(DV、デートDV、セクハラ、性暴力等)の根絶をめざして、その防止と被害からの回復に役立ててもらうことを狙いとする本編(連続講座)を企画しました。

入門編に引き続き、講師はアリス・ラヴァイオレットさん(米国カリフォルニア州在住)です。DVをはじめ関係性の暴力に関わる専門家として、全米のみならず世界的に知られている方です。非常に重く、ときに複雑に絡み合った問題が、アリスさんを通して語られると「すんなり理解でき」、「力を得た」、「発言/行動していきたい」とエンパワーされる人たちが続出しています。

(デート)DVに関わる支援者だけでなく、すべての人を対象としています。多くの方のご参加をお待ちしています。
本編は基本、2か月に1回開催し、全体で6回から8回を予定しています。興味ある講座のみの単発受講が可能です。なお、本編全ての講座を受講し(録画受講を含め)希望する方には、アリスさん直筆署名入りの講座修了証を発行する予定です。

Ms. Alyce LaViolette

以下は本編Vol.1のご案内です。

テーマ:「力と支配〜セクシュアル・ハラスメント」

「力と支配」は家で起こるとDV、職場などでおこるとセクハラです。レイプも性的欲求の暴走ではなく「力による支配」です。
全世界で高まりを見せる#metoo運動。なぜならそれはだれにとっても身近なことだから。それなのに、わかりにくいのはなぜ? なぜするのか? どうしたらいいのか?などを米国の進んだセクハラ対策を含めてアリスさんからうかがい、私たちがすべきこと、できることをともに考えます。

◇日 時:2021年2月28日(日)午前9時から午後1時までの4時間
第1部
アリスさんとアウェア山口のり子代表との対談
(録画動画、日本語字幕付き)2020年12月に入門編として行った「女性の怒りと恥、そしてDV」で寄せられた質問を中心にしたふたりの対談を、日本語字幕付きでご覧いただきます。
第2部
セクシュアル・ハラスメントについてのライブ講演
(逐次通訳付き)
第3部
参加者との双方向討議とQ&Aセッション
(逐次通訳付き)

◇参加費:3000円
申 込:Peatixでお申込みお支払いをお願いします。
https://aware20200228.peatix.com
※お支払いいただいたあとキャンセルは不可で、返金できないことをご承知おきください。

※録画視聴について
費用はライブ視聴と同じで3000円です。
上記PeatixのURLより、録画視聴券を選んでお申込みください。
講座終了後1週間程度で録画視聴用URLをお送りします。
URL送信後2週間程は視聴可能の予定です、期間内の視聴が難しい場合はご相談ください。
ライブ参加で申し込んだけど参加できなかったという方にも、ライブ参加された方にも、後日録画視聴URLをお送りします。

◇締 切:2月27日(土)の午後1時
◇定 員:85人
◇主 催:アウェア https://aware-jp.com/

〇入門編の様子や感想
「DV・虐待防止のためにロサンゼルスとつなぐライブ・オンライン講座 入門編」のレポートは、アウェアのホームページでご覧いただけます。https://aware-jp.com/all/3894/report20201213/

昨年の入門編のご案内を見ていない方は、下記のアリスさんの詳細な紹介をぜひご覧ください。

〇アリスさんについて
米国のDV(正式にはIPV:Intimate Partner Violence)被害者支援の専門家で、加害者プログラム実施の先駆者として全米に知られる。連邦、刑事及び民事裁判において専門家として見解を述べることを許される「専門家証人」(米国連邦証拠規則に基づく)。共著として、Sage出版の大ベストセラー本 It Could Happen to Anyone: Why Battered Women Stay?(DVは誰に起きてもおかしくない:なぜ、被害女性は逃げないのか?)と、カリフォルニア州裁判所向け子育て指導教本For our Children(子どもたちのために)がある。この他、被害者および加害者に関する出版物多数。米国内外で講演し、米国務省向け講演者リストに登録されている。

さらに詳しく知りたい方は、以下のHPをご覧ください。
https://alycelaviolette.com
TED TALKにも出演
https://www.youtube.com/watch?v=0QfNE4F0_2s

〇伊藤聖美さん(通訳)
ジャパン・タイムズの元記者で、NPO法人レジリエンスの中島幸子さんと組んでDVや児童虐待、性暴力関連の通訳経験を積んでいる。
伊藤さんがアリスさんを取材したジャパン・タイムズの記事
https://www.japantimes.co.jp/news/2006/01/03/national/program-aims-to-reform-domestic-abusers/

〇「アウェア」について
アウェアはDV(Domestic Violence)と性差別のない社会を目指して活動している民間団体です。
2002年からDV加害者プログラム(更生教育)、若者向けデートDV防止プログラム、及び被害者女性支援プログラムを実施し、それらのプログラム実施者の養成にも取り組んでいます。ジェンダー平等オンライン・サロンも開催しています。https://aware-jp.com

◯アリスさんは専門家をトレーニングする専門家
アウェアの山口のり子代表が「私のお師匠さん(mentor)」と呼ぶアリス・ラヴァイオレットさん。日本にいながらにしてアリスさんの最先端の知見と豊富な経験から学ぶチャンスです。
アリスさんは被害者支援に関わって42年、そして加害者プログラム実施歴は41年と、どちらも継続中で“未来進行形”です。被害者・加害者双方の個人カウンセリングも行っているほか、連邦、刑事及び民事裁判において専門家として見解を述べることを許される「専門家証人」(米国連邦証拠規則に基づく)としての仕事も担っています。また毎年、ABIP(全米加害者プログラム協会)でプログラム実施者のトレーニングを担う講師を務め、COVID-19の影響下でも精力的に活動しています。

〇アウェアの山口のり子代表からのメッセージ
アリスは私のお師匠さんであり、古い友人です。
アリスは1978年にシェルターのスタッフとして被害者支援の活動を始め、翌年に加害者プログラムの原型となるものを作りました。そのとき、シェルターに入っている女性たちに、加害者プログラムにどのようなことを望むか、彼にどう変わってほしいかなどを聞いて、プログラムの内容を考えたそうです。
そのころ存在していた加害者プログラムで現在も残っているのはボストンのエマージだけということですから、アリスのつくったプログラムはアメリカで最古のものだと言えます。

アリスは、自分で加害者プログラムを作れた理由として次の3つのことを挙げています。
1つ目は、自分がとても深い愛情を感じられる家庭環境で育ったこと
2つ目は、子どもが2人いたので、ある程度躾とは何か、子どもへの愛情とは何かわかっていたこと
3つ目が、どんどん行動して発言するタイプだったので、草の根的に地域の裁判所や警察や保護観察局の人々にその必要性と協力を訴えていけたこと

笑顔を絶やさず、ユーモアあふれるわかりやすい話をするアリスは人気者で、長年アメリカ全土ばかりか海外にまで呼ばれて講演しています。
私は、志を同じくする日本の皆さんに、アリスの話を聞いてほしくて、2003年と2007年にアリスを海外講師として日本に招き、各地で講演してもらいました。

アリスはこのごろコロナで出かけられなくなったけど、オンラインで話す依頼が増えて「かえって忙しくなった」と言います。
そのアリスが、日本との時差が17時間というアメリカ西海岸から、私たちのためにオンラインで語ってくれます。皆さん、ご期待ください!

2021年2月28日のお申込みはこちらから
https://aware20200228.peatix.com/

 

好評でした! DV・虐待防止のためにロサンゼルスとつなぐライブ・オンライン講座 入門編

2020年12月13日、オンラインで『DV・虐待防止のためにロサンゼルスとつなぐライブ・オンライン講座 入門編』テーマ「女性の怒りと恥、そしてDV」を開催しました。
ライブ参加と録画視聴合わせて83名もの方からお申込みをいただきました。

当日のライブ参加は52名ほど。講師のアリス・ラビオレットさん(Ms. Alyce LaViolette)はロサンゼルスから、時差17時間を超えてオンラインでつながりました。

ライブ参加や録画視聴で寄せられた感想です(抜粋)

・盛りだくさんの内容をとても分かりやすく話していただき、あっという間でぜひシリーズ化してもらえればと思いました。

・永年に渡り被害者支援のための加害者介入プログラム等を実践され経験に基づききづいたことなど具体的にわかりやすく説明していただき、大変勉強になりました。

・おとぎ話の講話で、白雪姫の家族の例がとてもわかりやすく、ジェンダー役割の理解に役に立ちました。また、具体的なDV被害の事例もあり、他人事ではなく、身近な自分の問題として考えることができました。なにより、ユーモアのある語り口がよかったです。通訳の方も、とても的確にわかりやすくまとめて伝えてくださり、安心して聞くことができました。今後もこのような講座がありましたら、積極的に参加したいです。

・Super!!ありがとうございました。今まで被害者や加害者と接してきて、どうして??と疑問を抱いていたことが言語化して頂きクリアーになったように感じています。とっても刺激的な内容であらためて被害者や加害者を理解するために考える視点が広がったような気がしています。ジェンダーによって恐れが違うというのは驚愕と共に納得でした。

・暴力とそのもたらすものについて、考えることができました。「恥と怒り」いうことについて、私にとって新たな学びでありながら、ジェンダー規範のなかで女性たちが(もちろん男性も)、生きづらくさせられている実態とつながりました。

・アメリカの状況を詳しく知ることができてとても勉強になりました。日本だけでなく同じくDV,があり関係性があり、ジェンダーについてはどこの国でも同じなんだと痛感しました。世界中の意識をかえていかないと暴力がなくなっていかないんだと思いました。これからの力になりました。次回も楽しみにしています。

2021年2月末に、アリスさんの次の講座が開催できるように現在準備を進めているところです。
通訳は、2020年12月と同じ伊藤聖美さんの予定です。「とても分かりやすかった」「聞きやすかった」と多くの感想がありました。

どうぞお楽しみに!

各地のアウェアの認定者たちはコロナ禍にめげず工夫して実施しています!

COVID-19の影響で、以前と同じようにデートDV防止プログラムを行うことが難しくなっています。中止にせざるを得ない場合もありますが、様々な工夫で開催しているケースも!
アウェア認定・デートDV防止プログラム・ファシリテーターのプログラム実施報告より抜粋して、コロナ禍におけるプログラム実施の工夫を紹介します。

◆録画して実施◆
・コロナ禍で録画による講座も実施しました。例年より実施時期が遅くなっているようですが、コロナ禍でもできるということを伝えることは大切だと感じています。
・毎年入学式直後に呼んでいただいている大学の講義は中止となりましたが、コロナがいったん落ち着いた7月に2校。うち1校は定時制で、午前の部、午後の部、夜間の部と1日に3つの講義をしました。(中略)8月に予定していた先生向けの講義は中止となり、パワーポイントに音声をつけてDVDに録画し20枚ダビングして配布。終了後回収しました。作業は大変でしたが、言いたいことは漏らさず伝えることができ、受講人数も大幅に増えて良かったです。

◆録画と配信◆
・今年はコロナの影響が(2020年)2月頃から出たため、すっかり打合せもすんで実施するばかりになっていた中学校が全て中止になりました。休校が解かれた9月頃から声掛けしましたが、授業の遅れや部外者を入れることがネックになり実施が難しいようでした。そんな中で毎年実施していた市立中学校がこんな時だからこそ何とか工夫してやりましょうということになり、ロールプレイを事前に録画撮りし、1クラスでパワポを使いながら講義している様子をカメラで撮りながら残り5クラスに配信するという手段で実現しました!

◆オンライン開催◆
・都立高校の1・2年生を対象に、隔年で実施しています。今後はオンライン開催を検討します。
・大学の講座の時間は70分との依頼でした。学生が90分のzoomはもたないとのことでした。

◆対面とオンラインを同時に◆
・(2020年)11月に実施しました。学生が1週間交代で半数ずつ登校していたので、講座は対面とzoomを同時に実施する形でした。

◆クラス単位で◆
・県立高校1校1年生9クラス360人に体育館で1時間バージョンでしたが実施しました。短時間でしたがロールプレイを端折らず、ジェンダーのしばりやコロナ禍の世界情報やSDGsに触れた内容の濃い情報を提供しました。(中略)(2021年)2,3月以降にするところでは、密をさけるために体育館ではなく、クラス単位でするという案がきています。
やる回数が増えてしまうので、経費との兼ね合いが難しいようです。

◆検温、マスク、換気◆
・小ホール3分の1の人数で40名ほど、検温・マスク・消毒を徹底、席は2つ置きに着席
・大学の看護学部看護学科60分、検温、マスク、透明のフェイスカバー着用して実施
・毎年県の出前講座として、県内の中学高校大学看護学校など約30校でデートDV防止セミナーを90分で開催しています。しかし今年度は、いつも開催してくれている数校が開催中止となってしまいました。いつも通りに開催してくれた学校ではどの学校でもコロナ対策をしてくれていて、検温、マスク、消毒、換気に気を配り、またいつもより広い会場で参加者が密にならないようにしてくれていました。
・(2020年)7月ソーシャルディスタンスを遵守しながら、看護学校で110分の講座を開催。

◆話し合い◆
・コロナ以降、学校によって対応が違うので、話し合いで決めていました。

各地のアウェア認定・デートDV防止プログラム・ファシリテーター(実施者)一覧は https://aware-jp.com/network/ でご覧いただけます。

アウェアによる講師派遣は https://aware-jp.com/kousi-haken/ をご覧ください。

 

PREP-Japan オンラインセミナー 「DV加害者放置したままでいいですか?」第4弾

アウェアが所属する団体によるイベントをご案内します。

【2.11 DV加害者更生教育プログラム全国ネットワーク(PREP-Japan)オンラインセミナー】

「DV加害者放置したままでいいですか?」
第4弾 ~DV加害者更生教育プログラム参加者が気づきを語る~

社会はDV被害者に対しては、加害者から「逃げる・別れる」ことを要求しますが、加害者に対しては、その加害行為に目をつむり、何の罰も義務も課すことなく放置したままです。家庭の中で暴力を目撃している子どもへの悪影響は計り知れません。

しかし、被害母子が加害者の支配から逃れることは容易ではありません。被害者と子どもたちが安全な生活を取り戻すために、加害者が暴力をやめるための相談ができ、暴力を選ばないために学べる場所が全国各地に必要です。それがDV加害者更生教育プログラムです。

DV加害者更生教育プログラムでは、「男である」ことも「男らしく」あることも実は有利な特権であり、その居心地の良さに安穏として手放したくない自分と向き合うことを要求されます。彼らはその特権的地位が奪われることで不安になり、苛立ち混乱します。参加者の多くはパートナーに要求されて参加しますが、本気で取り組む人はそこで踏ん張り、長い年月の中で身につけてしまった価値観と対峙します。長い時間がかかりますが、プログラムは彼らに多くの気づきをもたらします。

今回のPREP-Japanオンラインセミナーでは、プログラム参加当事者が勇気を持って皆さんの前で自分がしたDVと気づきについて語ります。彼らの話から、人が人として尊重し合って笑顔のある日々を送る当たり前のことを被害者が取り戻すために、加害者が自分のしてしまったこと対して責任をとり、また人としてまっとうに生きるためにDV加害者更生教育プログラムが必要であり有効であることを、皆さん、ぜひつかみ取ってください。

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◇日時:2021年2月11日(祝)14:00~16:00

◇ZOOM機能を使ったライブで開催

◇参加費:500円

◇内容(予定)
①DV加害者更生教育プログラムとはなにか
②DV更生教育プログラムに通う男性たちの話を聞く
③ グループトーク
④ 質疑応答

◇参加申込み
以下のpeatix(下のURLをクリック)よりお申し込みください。
http://ptix.at/i72H3U
※ Peatixは、クレジットカード払い、コンビニ払い、PayPal、銀行振込みいずれかとなります。
※入金を完了されたみなさまのメールアドレスに前日までにZOOMのリンクとパスワードをお送りします。
※入金確認ができなかった場合、視聴できませんので必ず期日までに入金してください。
※当日までに必ずZOOMへの登録を行ってください。
※ZOOMについてのご質問には対応できないことをご了承ください。

◇申込み締切:2月11日(休)正午

◇主催/お問い合わせ DV加害者更生教育プログラム全国ネットワーク(PREPーJapan)
prep.co.jp@gmail.com
https://prepjapan.wordpress.com/
https://www.facebook.com/PREP.Japan/

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★追加情報★

「DV加害者放置したままでいいですか?」開催記録

第1弾)2019年3月24日
DV加害者更生教育プログラム全国ネットワーク設立キックオフ・カンファレンス

第2弾)2019年8月30日
NWECフォーラム2019 WS「続・DV加害者、放置したままでいいですか?」

第3弾)2020年9月11日
NWECフォーラム2020 WS「DV加害者、放置したままでいいですか?」

各地のDV加害者プログラム
アウェアのDV基礎講座からDV加害者プログラム研修Ⅰ~Ⅲまで、約200時間以上の研修を修了した方たちが、各地でDV加害者プログラムを実施しています。リストはこちらをご覧ください

橋本聖子大臣に要望書を手渡しました

要望書

2020年12月21日、アウェア代表の山口のり子が、自民党の野田聖子幹事長代行とともに橋本女性活躍担当大臣に面会し、加害者に更生プログラムの受講を義務付ける法整備とDV防止教育の義務化が必要だと訴える要望書を手渡してきました。(要望書はこちら

野田聖子幹事長代行のtwitterより

野田幹事長代行は、橋本大臣に「コロナ禍のなかで女性の被害が増えている。一刻も早く取り組んでいただきたい」と話され、それに対して橋本大臣は加害者対策については、「法制化に結び付けていかなければいけないと強く感じております」、また「子どもの時からの教育が重要だ。文部科学省に働き掛けるなど官民で連携して進めていきたい」と前向きな考えを示されました。

DV・虐待防止のためにロサンゼルスとつなぐライブ・オンライン講座

めったにない学習機会のご案内です。

米国のDV(正式にはIPV:Intimate Partner Violence)被害者支援の専門家で、かつ加害者プログラム実施の先駆者として全米に知られるアリス・ラビオレットさん(Ms. Alyce LaViolette)を講師に、米国と日本をオンラインでつなぎ、zoomライブ形式(逐次通訳付き、4時間)で開催します。多くの方のお申込みをお待ちしています!

《チラシはこちら》

DV・虐待防止のためにロサンゼルスとつなぐライブ・オンライン講座 入門編
日 時:2020年12月13日(日)日本時間午前9時から午後1時までの4時間

テーマ:「女性の怒りと恥、そしてDV」
世界中のどこを探しても、女性が怒りを表現して褒められる文化環境はありません。
女性が怒りを抑えながら生きていく代償
男性が怒りを感情表現として使う代償
さらに、私たち全てを苦しめる恥の意識
ジェンダー規範とDVとの繋がりが、豊富な事例を通して紐解かれていきます。

講 師:アリス・ラビオレットさん(Ms. Alyce LaViolette)
通 訳:伊藤聖美さん
参加費:3000円
申 込:Peatixでお申込みお支払いをお願いします。
https://aware20201213.peatix.com
※お支払いいただいたあとキャンセルは不可で、返金できないことをご承知おきください。
締 切:12月12日(土)の午後1時
定 員:85人
主 催:アウェア

〇来年には今回と同様の開催方法で、DV環境下にある子どもたちの支援として「虐待親を支える子育て再教育プログラム~子どもたちのために」の実施者養成講座などを企画中です。

アリス・ラビオレットさん(Ms. Alyce LaViolette)

◯アリスさんは専門家をトレーニングする専門家
アウェアの山口のり子代表が「私のお師匠さん(mentor)」と呼ぶアリス・ラビオレットさん。
日本にいながらにしてアリスさんの最先端の知見と豊富な経験から学ぶチャンスです。
アリスさんは被害者支援に関わって42年、そして加害者プログラム実施歴は41年と、どちらも継続中で“未来進行形”です。
被害者・加害者双方の個人カウンセリングも行っているほか、連邦、刑事及び民事裁判において専門家として見解を述べることを許される「専門家証人」(米国連邦証拠規則に基づく)としての仕事も担っています。
また毎年、ABIP(全米加害者プログラム協会)でプログラム実施者のトレーニングを担う講師を務め、COVID-19の影響下でも精力的に活動しています。

〇アウェアの山口のり子代表からのメッセージ
アリスは私のお師匠さんであり、古い友人です。
アリスは1978年にシェルターのスタッフとして被害者支援の活動を始め、翌年に加害者プログラムの原型となるものを作りました。そのとき、シェルターに入っている女性たちに、加害者プログラムにどのようなことを望むか、彼にどう変わってほしいかなどを聞いて、プログラムの内容を考えたそうです。
そのころ存在していた加害者プログラムで現在も残っているのはボストンのエマージだけということですから、アリスのつくったプログラムはアメリカで最古のものだと言えます。

アリスは、自分で加害者プログラムを作れた理由として次の3つのことを挙げています。
1つ目は、自分がとても深い愛情を感じられる家庭環境で育ったこと
2つ目は、子どもが2人いたので、ある程度躾とは何か、子どもへの愛情とは何かわかっていたこと
3つ目が、どんどん行動して発言するタイプだったので、草の根的に地域の裁判所や警察や保護観察局の人々にその必要性と協力を訴えていけたこと

笑顔を絶やさず、ユーモアあふれるわかりやすい話をするアリスは人気者で、長年アメリカ全土ばかりか海外にまで呼ばれて講演しています。
私は、志を同じくする日本の皆さんに、アリスの話を聞いてほしくて、2003年と2007年にアリスを海外講師として日本に招き、各地で講演してもらいました。

アリスはこのごろコロナででかけられなくなったけど、オンラインで話す依頼が増えて「かえって忙しくなった」と言います。そのアリスが、日本との時差が17時間というアメリカ西海岸から、私たちのためにオンラインで語ってくれます。
皆さん、ご期待ください!

〇伊藤聖美さん(通訳)
ジャパン・タイムズの元記者で、NPO法人レジリエンスの中島幸子さんと組んで
DVや児童虐待、性暴力関連の通訳経験を積んでいる。
*伊藤さんがアリスさんを取材したジャパン・タイムズの記事
https://www.japantimes.co.jp/news/2006/01/03/national/program-aims-to-reform-domestic-abusers/

〇アリス・ラビオレットさんについてもっと知りたい!という方は次のHPもご覧ください。
https://alycelaviolette.com
カリフォルニア州ロサンゼルス在住
共著として、Sage出版の大ベストセラー本『DVは誰に起きてもおかしくない:なぜ、被害女性は逃げないのか?』(It Could Happen to Anyone: Why Battered Women Stay?) と、カリフォルニア州裁判所向け子育て指導教本『子どもたちのために』(For our Children)がある。
この他、被害者および加害者に関する出版物多数。米国内外で講演し、米国務省向け講演者リストに登録されている。

〇英語が聞いてわかる方はこちらもどうぞ
TED TALKにも出演

過去にアリスさんが来日された時の記事はこちらです。
2006年10月12日 内閣府主催の勉強会でアリス・ラビオレットさんが講師を努めました
2005年10月8〜10日 第2回DV加害者プログラム研修会が行われました