「説明責任」を書きました。皆さんご意見を:ある日の振り返り㉔

Fから:長いこと参加している人が「説明責任」を書いてきてグループにシェアしました。

「説明責任」を果たす(書く)とは、自分のしたDV行為の詳細を思い出して書き、どうやってしたか、なぜしたかをはじめ、責任はすべて自分にあること、相手に与えたダメージ、相手の気持ちへの共感、謝罪、償い(賠償)、誓い、などについて書くことです。
気づきを重ねて変わったと見える人にアウェアから勧める作業です。

参加者は、久しぶり、または、初めて“説明責任“を聞くということで、興味津々でいろいろなコメントや質問が出ました。

・暴力に至った背景も書いたほうが良いのでは?
・これからしないためにどうしたらいいと思っているか? 
⇒アウェアに定期的に通い続けること
・新しいパートナーにどのくらいシェアしているのか?
⇒DVや前の人との離婚、その経緯等は話している。取り組んだこと等についての細かいところはおいおい話すつもりでいる。アウェアには引き続き通うことも話してある。
・親、きょうだい、親せき、友人へのカミングアウトの範囲はどのようにして決めたのか?
⇒元パートナーサイドの両親へは別れる前に話した。自分の方は親しい間柄の人に話をした。暴力がひどかったので、話を途中で遮られることもあったが最後まできちんと聞いてもらえた。特に関係が悪くなった人はいない。
・DVの基は何だったのか?
・“覚悟を決める”と言うことが凄いと思った。覚悟を決めるきっかけになったのはどんなことか?
・ほぼ同時期に入ったのに、差がついてしまい、自分がとても小さく思えた。
・〇〇さんのやり方を自分も今後取り入れて行こうと思った。とても参考になった。まずは、セルフトーク(怒りがわいたときの自分への前向きな語りかけ)がすぐに出てくるように身につけたい。
・自分も今年はカミングアウトをしていこうと思う。まずは、自分の親、きょうだいから始めようと思う。パートナーサイドは、彼女の意見を聞いてから決めていこうと思う。

Fから:
書いてあることは基本的なことが多いが、それを着実に実行している人に変化があるのだと
改めて感じた、と言う参加者が多かったです。

*DV加害者プログラム参加についての詳細を知りたい方、その他のお問い合わせはアウェアまでメールください。

mail : info@aware.cn

「愛を言い訳にする人たち」(出版社: 梨の木舎)

著者が15年間DV加害者プログラムを実施してきた体験を通じ、 加害者はなぜDVするのか?加害者は変わるのか? 変わる場合はどのような道筋を通って変わるのか? 変わらない場合はなぜか? など、皆さんの疑問にお答えする本です。

不満を言う癖がなおっていないんです。精神的暴力だと言われました:ある日の振り返り㉓

振り返りをした男性:
長女家族が泊まりに来る準備でパートナーが忙しそうだったので、昼食に味噌ラーメンを仕方なく作りました。それはパートナーが買った物だったので、「お前が買ったのに作らないからって俺が作るのかよ!」と言ってしまいました。パートナーに「それは精神的暴力だ」と言われました。不満を言う癖がなおっていないんです。
 
グループの男性たちが次のような質問をしました。
・そう言ってしまった裏にはどんな考え方があるのですか?
・家事をやってやっている感がどこかにあるのではないですか?
・パートナーが食べたい物を作って喜ばせると言う考え方はできないんですか?

Fから:
DVは、不平等なジェンダー(性別役割)が基でおきる暴力(からだへの暴力だけではない)だということが、他の男性たちにもよくわかる典型的なケースです。ちなみにこの男性は退職した60代です。

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「愛を言い訳にする人たち」(出版社: 梨の木舎)

著者が15年間DV加害者プログラムを実施してきた体験を通じ、 加害者はなぜDVするのか?加害者は変わるのか? 変わる場合はどのような道筋を通って変わるのか? 変わらない場合はなぜか? など、皆さんの疑問にお答えする本です。

家事・育児については彼女への甘えがあり、こんなにやってるんだからいいだろ、という考えがすぐ出てくる:ある日の振り返り㉒

振り返りをした男性:
先日朝起きるのが遅くなり、出かけるまでの準備が押してしまいまし
た。できなかった家事を出がけにパートナーにお願いしたところ、
「何で?」と言われて口論になりました。その日、家に帰って話し合
いをもったんですが、「あなたは何も変わっていない!」と言われて
再び口論になってしまいました。

自分の中にパートナーに対する甘えがあり、こんなにやっているのだ
から“いいだろう“という考えがすぐに出てくる傾向があることに気づ
きました。パートナーのリクエストで口論を録音することになってい
るので、それを聞いて反省する予定でいます。

この振り返りに対しグループからは次のようなコメントがありました。
・録音を“どっちが正しい”と言う材料に使わないよう気をつけたほう
 がいいですよ。
・発言に“育児の半分は自分の責任”というのがよく出てきますが、本
 当に半分やっているんでしょうか?
・家事はパートナーがかなりやっていそうだから、育児は半分ではな
 くダブルでやる、つまり自分のほうがもっとやるぐらいに考えるほ
 うがいいのではないでしょうか?

F:同じようなことが再び起こる可能性が大きいので、対策を考えて
次回また報告してもらうことになりました。家事・育児の責任を担う
のは、男性たちにとって、とてもとても難しいことのようです。
働く女性たちは半分どころかほとんどを、毎日必死でやっているんで
すけどね。

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「愛を言い訳にする人たち」(出版社: 梨の木舎)

著者が15年間DV加害者プログラムを実施してきた体験を通じ、 加害者はなぜDVするのか?加害者は変わるのか? 変わる場合はどのような道筋を通って変わるのか? 変わらない場合はなぜか? など、皆さんの疑問にお答えする本です。

自分に対して気をつかわせることで上下関係であることを意識させました:教材を使ったある日の振り返り㉑

F(ファシリテーター):教材「未熟な夫」を使ったら、男性たちから赤裸々な言葉がいろいろと発せられました。

・運転中渋滞にはまるとひとりの時もイライラするけど、同乗者が他人
 の時とパートナーの時とは自分の態度が違っていたことに気づきまし
 た。パートナーに気をつかわせたり、怒りをぶつけることで、自分の
 気持ちが軽くなるような気がしていました。
・相手には「おはよう」などの挨拶をしないことで、自分に気をつかわ
 せ、それで上下関係を意識させました。
・役割分担の特権意識がありました。家事を何かやるように言われると
 「何でやらなきゃいけないの?」といつもイラっとしました。
・パートナーの愚痴を聞くのは煩わしく、つまらないことで悩みたくな
 いと思っていました。
・自分の世界を作り、相手には入ってこさせないようにしていました。
・思い通りに動かしたくて、彼女から絶対文句の出ない自分の母親を常
 に引き合いに出していました。
・相手の意見を取り合わないようにするための決まり文句があり、自分
 は正しいというために使っていました。
・常に自分を守りたい。いっしょにいるのは世話をしてもらうメリット
 があるからだと思っていました。
・相手には僕のことを気づかってもらって当たり前なので、ほめるとか
 感謝するという発想がありませんでした。
・自分を守りたかったし、良い息子でいたかったんだと思います。

F:DVはジェンダー・ベース・バイオレンス(性別役割が基でおきる
  暴力)です。男性たちは社会にある性別役割意識(習慣)をさんざ
  ん利用してきたようです。

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「愛を言い訳にする人たち」(出版社: 梨の木舎)

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年賀状で自分のDVについてカミングアウトしました:ある日の振り返り⑳

振り返った男性:年賀状で自分のDVについてカミングアウトしました。30年以上妻子に暴力を振るい、それを隠し、皆をだましてきたことなどを書きました。前科100犯以上、懲役100年以上に当たるようなことをしているのに、警察の世話になっていないのは、パートナーが子どもたちを犯罪者の子どもにしたくないという思いのおかげであることも書きました。

そうしたら“警察の世話になっていない”という言葉にパートナーが大きく反応しました。子どもが大きくなってからも警察を呼んだことが何度もあるし、警察に相談したこともあるのだから、警察の世話になっていないなんてありえないと言って怒られました。そのことを数日間にわたって何度も責められました。

被害女性の書いた本の中に、加害者は自分のやったことを都合よく忘れていると書かれていました。自分でもアウェアでの事前面談の時のチェック(DV行為のリストの中に、自分のしたことがあったら〇をつける)がパートナーとあまりに違っていてビックリしたことを思い出し、パートナーの言っていることはもっともだと思いました。今度からはパートナーの話はメモを取り、自分のしたことはもっと正確に自覚しようと思います。

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「愛を言い訳にする人たち」(出版社: 梨の木舎)

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自分はこんなにがんばっているのに「ぜんぜん変わっていない!」と言われるとムカつく:ある日の振り返り⑲

職場の同僚にうちのことを話しました。女性が多いので、パートナーの気持ちがわかると言われ、
自分のこと事を棚に上げてパートナーを責めたことがよくないと言われました。
頭では理解することができるんですが、納得はいかないです。
自分はこんなにがんばっているのに「ぜんぜん変わっていない!」と言われると
ムカついてしまいます。自分でも承認欲求が強いことはわかっています。

F(ファシリテーター):
そこでグループの仲間たちからは、
・変わったとはだれが決めるのか?
・他の人と比べても仕方がないのでは?
・パートナーが変わったと言わないのであれば意味のないことだ
・なぜ、そんなに承認欲求が強いのか考えてみたらどうか
などと言われたのですが
彼は自分だけが家事育児を負担させられている感が強いようで、やるように言われたときイラっとしたことを「自分は変わったのに、たった1回イラっとしただけですべてがダメのように言われるのは納得いかない」と、仲間からの意見も納得できないようすでした。

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相手を丸め込もうと会話をしていたことに気づいた:加害者のある日の振り返り⑱

振り返りをした男性:ラインでのやり取りの中で、自分が相手を丸め込もうと会話をしていたことに気づきました。変わっていない自分がよくわかりました。今後は相手のペースにすべてを合わせること、相手の言動にすぐに反応せず、しばらく時間をとって考えることにしました。また、メールをやり取りすることがあっても、相手の読みやすい量にするなど、気をつけたいと思います。

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DVのやり方を子どものころから学んで自分の手口にしてきた:教材を使ってのある日の振り返り⑰

F(ファシリテーター」:教材は前回の「育った家庭での力と支配」でした。前回は小さいころ家庭に「力と支配」をしていた人がいたかどうか考えてもらいましたが、今回は「その人」のどこからどうやって「力と支配」を学んだかをグループで考えていきました。

そうしたら「ふきげん」がキーワードになりました。家族に「ふきげん」な人がいると周りはどんな思いをするかということをみんなで考えていったところ、自分の思い通りにするには「ふきげんオーラ」を出すことが効果的であると学んだということが話題になりました。また、家族からだけでなく、社会のいろいろなことから影響を受けて、少しずつ自分のDVの手口を編み出してきたとグループのほとんどの男性が口にしました。

「○○オリジナル」というそれぞれの手口をシェアしましたが、全員がそれを子どものころからやっていたということでした。

DV加害者の手口というのは、年季が入っています。

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夫婦ふたりっきりになったらパートナーは逃げ場を失い出て行った:DV加害者のある日の振り返り⑯

50代の男性:一緒に暮らしていた娘がパートナーと暮らすために今日家を出ていきました。親としては反対だったのですが、娘の意思を尊重して気持ちよく送り出しました。これからは夫婦ふたりでで楽しく暮らしていこうと思います。

F(ファシリテーター)から:このようなノーテンキなコメントに、グループの仲間からいろいろ
な意見がでました。ひとつだけ紹介します。

60代の男性:
私の場合、子どもがいるうちはまだよかったですよ。子どもが全員自立して夫婦ふたり暮らしになったとき、パートナーは逃げ場がなくなってしまい、家を出ていきました。そういうこともあると覚えていてください。

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イライラしたらDVしてしまうぞとおまじない:DV加害者のある日の振り返り⑮

DV加害者プログラムに参加した男性:
先日ちょっと高い買い物をしてしまいました。慎重に選べばもっと安いものがあったんです。それでパートナーが明らかにイライラしている様子だったんです。その表情を見て自分が責められているように感じてしまい、DVチックになってしまったのですが、そのときおまじないを唱えることができました。「イライラしたら負けだ、DVしてしまうぞ」「批判でなく事実だ」と。おまじないを唱えることでよけいな一言を言わずにすみました。

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