自分の非を認めないし、見下しの見方が変わっていません:ある日の振り返り㉗

振り返りをした男性:
姉の家族と食事をする機会があったとき、姉の夫が単身赴任をしていることを自分が家族に伝えていなかったことが発覚してしまいました。そのときに素直に非を認められず「そんなの興味ないよね?」と言ってしまいました。また、姉が私の仕事について聞いてきたとき、そんなことも知らないの?というような言い方で姉を小バカにしてしまいました。言ってから「しまった!」と思ったけど黙っていました。

1週間後にパートナーにそのことを指摘されました。姉には謝罪のメールを送りましたが、パートナーに言われないとそういう行動がとれない自分を情けなく思いました。自分の非を認めないし、見下しの見方が変わっていないんだと思います。

F:この振り返りに対してグループから次のような投げかけがありました。
・親しい人に自分が物知りでえらいというふうに見せたい気持ちがあるのでは?
・なんで見下したのかを掘り下げる必要があるのでは?
・ベテラン(長く通っている)というだけで、めったに参加しないからダメなのでは?

F(ファシリテーター:プログラム実施者):1週間そのことを言わずにいたパートナーの気持ちを考えてもらいましたが、この男性は、同居でも家庭内別居状態で顔を合わせる機会がないのを理由にしたり、いくら考えても答えは相手に聞かないとわからないと言って逃げたりして、自分勝手に納得してしまう傾向があるように思いました。この男性は、以前にも似たような形でパートナーから指摘を受ける事件がありましたが、そのときに、また同じような場面があったらどうするか、よく考えて取り組んでいませんでした。それで、このような自分自身の問題にどのように向き合い、どうするかよく考えて来て、次回みんなに報告することを宿題にしました。

*DV加害者プログラム参加についての詳細を知りたい方、その他のお問い合わせはアウェアまでメールください。

mail : info@aware.cn

「愛を言い訳にする人たち」(出版社: 梨の木舎)

著者が15年間DV加害者プログラムを実施してきた体験を通じ、 加害者はなぜDVするのか?加害者は変わるのか? 変わる場合はどのような道筋を通って変わるのか? 変わらない場合はなぜか? など、皆さんの疑問にお答えする本です。

他者の前でパートナーを従わせることで、家長は自分であることを知らしめるんです:教材を使っての振り返り㉖

F(ファシリテーター):なぜ自分の親を優先するのかという教材の設問に対して、“自分の親を大切にするのは当たり前”という意見で終わってしまわないよう、その裏にある考えを探ってもらいました。そうしたら次のような本音が出ました。

・自分が家族を取りまとめていることを親や親戚に誇示したい。
・よい息子を演じることで自己満足を味わう。
・他者の前でパートナーを従わせることで、家長は自分であることを知らしめる。 

他の設問では、「子どもが遊びから自分をなかなか解放してくれないときに、わざと泣かせたり、怖がらせてパートナーのほうに行くように仕向けている」という発言が出ました。それに対しては「それはコントロール(支配)に当たるのではないか?」という意見が出ました。発言者は、まったくそれに気づいていませんでした。

また、子どもの要求に“NO”を言わないようにしている、という発言があったので、子どもに“NO”を言わないことのメリットとデメリットを考えてもらいました。

結局、自分たちの言動は自己中心的な考えを基にしたもので、相手をコントロールしようとする特権意識の表れだという意見が出たところで、ちょうど時間となりました。
 
 

*DV加害者プログラム参加についての詳細を知りたい方、その他のお問い合わせはアウェアまでメールください。

mail : info@aware.cn

「愛を言い訳にする人たち」(出版社: 梨の木舎)

著者が15年間DV加害者プログラムを実施してきた体験を通じ、 加害者はなぜDVするのか?加害者は変わるのか? 変わる場合はどのような道筋を通って変わるのか? 変わらない場合はなぜか? など、皆さんの疑問にお答えする本です。

相手に対する不満を記録することから始めました:ある日の振り返り㉕

振り返りをした男性:
不満を記録することから始めました。不満が山のようにあり自分でもびっくりしました。多いときは5分間に3個あり、アウェアに来てもまったく減っていないことに気づきました。記録をつけたら、自分の中にパターンがあり、自分のことしか考えていないことがわかりました。DVしたにもかかわらず、離れずにいっしょにいてくれたパートナーに感謝したいと思います。引き続き記録していきたいです。 

グループからのコメント:
・不満のレベルを記録するとよいのではないか。
・相手の気持ちにフォーカスする。
・Iメッセージ(相手を攻撃せず、自分の気持ちを率直にオープンにいう)が攻撃にならないように気をつける。
(この意見に対しては)
・自分の気持ちをいうのはもっと後回しにしたほうがいい。不満をもっているうちは何を言っても攻撃になる。

*DV加害者プログラム参加についての詳細を知りたい方、その他のお問い合わせはアウェアまでメールください。

mail : info@aware.cn

「愛を言い訳にする人たち」(出版社: 梨の木舎)

著者が15年間DV加害者プログラムを実施してきた体験を通じ、 加害者はなぜDVするのか?加害者は変わるのか? 変わる場合はどのような道筋を通って変わるのか? 変わらない場合はなぜか? など、皆さんの疑問にお答えする本です。