【デートDV防止プログラム】

■デートDVとは?
DVは実はおとなだけの問題ではありません。若者たちの間ですでに広くおきています。それを「デートDV」と言います。おとなのDVもデートDVもまったく変わりません。婚姻関係があるかないかの違いだけです。暴力をふるう理由も要因も同じです。権力と支配です。被害者がいやと言えない、愛しているから、愛されているからと勘違いしている、逃げ出せない、逃げようとすると暴力が激しくなる、セックスを無理強いする点も同じです。デートDVだとまわりの人々が、結婚しているわけじゃないんだから、女の子のほうがさっさと離れればすむじゃないかと考えがちですから、女の子たちはかえって孤立してサポートが得にくい状況になります。

デートDVはセックスをすることで始まったり、本格化します。ですからデート中の子どもたちのけんか、いざこざ、と軽くみては危険です。ストーカー行為や、激しい暴力行為につながる危険性があります。避妊しないセックスで望まぬ妊娠をし、その結果女の子は堕胎で身も心も傷つきます。おとなの加害者男性を変えるのはたいへんです。もっと早いうちにDVの芽を摘み取る必要があります。気がついていない子どもたちに、デートDVとは何か、DVは犯罪・人権侵害であり、関係を破綻させるだけであること、相手を深く傷つける行為であること、暴力をふるう側も苦しむことを伝えたいと思います。そのためには若者たちが親密な関係をもち始めるころか、その前に、中学、高校、あるいは大学で予防教育をすることが必要です。そこでアウェアはアメリカで実施されているプログラムをもとに「デートDV防止プログラム」を開発しました。

■プログラムの内容
1)デートDVってなに?
  デートDVとはどんな態度・行動のこと?
  間違った思い込みとは
  暴力の種類
  暴力をふるわれる人の気持ち
2)デートDVはなぜおきる?
  DVは力と支配
  DVをおこす要因
  デートDVの事例
3〉デートDVをなくすために
  暴力を甘くみる風潮に気づく
  ジェンダー・バイアスに気づく
  相手を尊重することを学ぶ
  態度行動チェックリスト など

■プログラムの対象者実施
中学生・高校生・大学生 など

■受講した参加者の声
*DVはなぐったりけったりということだと思っていたけど言葉や態度のDVもたくさんあることがわかった。(高校生女子)
*自分はDVだとおもってなくてもそれがDVだったということにきづいた。(高校生男子)
*まちがった思い込みは恐ろしい。(大学生女子)
*相手を尊重することが大事だとわかった。(高校生男子)

■ファシリテーターの派遣
プログラムを実施するアウェア認定デートDV防止プログラム・ファシリテーター(実施者)を派遣します。全国各地に143名います。
→全国一覧はこちら

■デートDV講座への講師の派遣
教職員・子育てセンター等の職員・相談員・スクールカウンセラー・人権擁護委員・民生委員・父母など子どもに関わる方へのデートDVについての講座へ講師を派遣します。

■ご連絡先
aware アウェア
TEL : 03-3292-5508
FAX : 03-3292-7550
E-mail : info@aware.cn

2008年度デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座

DV(ドメステック・バイオレンス)は大人だけの問題でしょか。

DVとは、親密な関係の相手に対してふるう、身体や心への暴力のことです。これはけっして大人だけの問題ではありません。若者の間でも広くおきています。はじめはなかった暴力が、親密な関係になるとともに身体的・精神的・性的などさまざまな形でおきることがあります。それを「デートDV」と呼びます。

近年、デートDVを防止するための教育プログラムへの必要性が高まっており、アウェアは全国各地の学校や関係機関などに出向いてプログラムを行っています。そして私たちが認識している以上にデートDVは深刻な状況であることも分かってきました。

アウェアはデートDV防止教育の必要性や関心の高まりに応え、年に2回、プログラムを実施するファシリテーターを養成する講座を開いています。この講座(前・後期計40時間)では、ジェンダー・バイアスなど自分自身のまちがった思い込みを学び落とし、DVとは何か、相手を尊重するとはどういうことなのか、子どもたちにどう伝えればいいのかなど、ファシリテーターとして必要なさまざまなことを学べます。また学校などですぐ使えるプログラム(例:1時間 30分をひとコマとした内容)とさまざまな教材とその使い方について学べます。

 40時間を受講したあとでアウェアの認定(認定料は別途)を受けた方は、正式に「アウェア認定・デートDV防止プログラム・ファシリテーター(実施者)」として各地でプログラムを実施していただけます。また認定を受けられた方には、その後の情報提供や相談受付などのアフターケアもします。学校などで直接若者に接している方はもちろん、相談センターや支援機関などの担当者の方や、医療・教育機関に勤務されている方、そしてもっとDVをよく理解したい方など、ぜひこの機会にご参加下さい。

☆お申し込み受付は、2007年10月からです。アウェアのホームページ専用フォーム、メールaware@par.odn.ne.jp、お電話またはFAXにてお申込ください。追って詳細をお知らせします。

☆講座後期(実践編)20時間は高知会場が2008年2月9日〜11日、東京会場が2008年6月27日〜29日の予定です。
参加費は前期と同じく45,000円です。

☆04年と05年のいずれかでアウェアの「デートDV研修会」を受講された方は5,000円割引させていただきますのでお申し込みの際にお知らせ下さい。

☆DVの当事者(加害者・被害者)の方で問題を抱えていらっしゃる方につきましては、講座の内容の関係で参加をご遠慮いただく場合がありますのでご了承ください。

☆参加費の「団体還元制度」「被害者支援制度」がありますので、詳しいことはお問合せ下さい。

☆講座内容(一部抜粋)
 ◆デートDVとは何か
 ◆デートDVの事例・統計
 ◆要因(ジェンダー、暴力容認、力と支配他)
 ◆ファシリテーターになるために必要な気づきと学び
 ◆デートDV被害者の支援
 ◆加害者の考え方と行動
 ◆被害者はなぜ離れられないのか
 ◆子どもたちを取り巻く危険な状況
 ◆プログラムの内容と流れ 
 ◆教材の内容と種類と詳細
 ◆実施にあたっての模擬講座など

2007年7月14日 東京都 アウェアデートDV防止教育公開講座

束縛や暴力って愛?それはデートDVです
~デートDV防止教育先進地カルフォルニアの専門家に聞く~

2007年7月14日(土) 13:30~16:30
会場:品川区立総合区民会館(きゅりあん)
講師:バリー・レビイさん

アウェアが講師として招いたバリー・レビイさんが内閣府の研究報告会で講師をしました
日 時:2007年7月11日 10:00~12:00
会 場:女性と仕事の未来館
テーマ:米国におけるDating Violence対策について
講 師:バリー・レビイさん
通 訳:中島幸子さん

2007年7月12日~13日 東京都 アウェアデートDV防止教育専門講座

デートDV被害者への対応と支援~先進地カルフォルニアの実践に学ぶ~
2007年7月12日(木)9:30~17:00
2007年7月13日(金)9:00~16:30
会場:品川区立総合区民会館(きゅりあん)
講師:バリー・レビイさん

バリー・レビーさんの紹介
カリフォルニア州DV被害者支援団体協議会の創設者であり元会長。そのほかに
DV被害者支援トレーニング、性暴力被害者・DV被害者向け電話相談などにも長年中心的に関わる。性暴力、子どもへの性虐待、兄弟姉妹間での性暴力などを防ぐ教育プログラムの開発をする。カウンセラーとしての臨床経験は30年に及び、大人・青少年とその家族が、一般的暴力、子どものときに受けた性的暴力、DV、デートレイプ、セクシャル・ハラスメントなどによるトラウマからの回復をするための支援専門家として活躍中。「デイティング・バイオレンス」「デートDVについて親が知っているべきこと」をはじめ著書多数。テレビ出演も多く、DVの専門家・トレーナーとして全米に知られている。

2007年5月19日 アウェアDV防止教育講座

DVをしてしまった男性からのメッセージ
DVって何だろう
僕たちは気づかずやっていた。気づいた僕たちから、今も気づかずDVしている男性たちへ

日 時◇2007年5月19日(土)午後2時15分~4時45分
会 場◇文京シビックセンター26Fスカイホール
証言者◇アウェアDV加害者プログラム参加者たち
コーディネーター◇アウェア代表 山口のり子
参加費◇無料
お申し込み◇アウェアまで 先着90名

主催◇アウェア

証言者からのメッセージ
*アメリカで逮捕されたDV加害者Aさん
僕はおととし、カルフォルニアのディズニーランドへ家族で旅行しました。そこで些細なことで妻と言い争いになり、僕は妻の腿を蹴り上げました。その時思いがけないことが起こりました。警察官やディズニーランドの職員に取り囲まれ、後ろ手で手錠をかけられ、留置所に入れられたのです。そして裁判・判決の結果、たくさんの罰金と社会奉仕活動、加害者プログラムへの参加などいろいろな命令が裁判所から・・。僕は日本では当たり前のように妻にふるっていた暴力行為が犯罪と気づき。アウェアの加害者プログラムに真剣に通っています。
*Bさん
「あなたのしていることはDVです」ってアウェアで宣言してもらったことで、僕は初めて気づきました。社会がDVをしている人にそう宣言することが必要です。DVは僕の一生の問題だと思っています。
*Cさん
僕は妻に20年もDVをしていました。まちがったことをしていることにちっとも気づけませんでした。職場などまわりの人たちも同じ価値観を持っていたからです。DVした人は自分がしたことを全部認め、謝罪して償わなければなりません。
*Dさん
DVは犯罪です。してしまった僕は犯罪者です。それを一生忘れないようにしなければならないと思っています。DVは人権侵害で相手を苦しめること、する人も大切なものを失って苦しむことに早く気づかなければなりません。

2006年

12月   こうち男女共同参画社会つくり財団 発行誌 ソーレ・スコープ
12月12、13日 高知新聞 身近に潜むデートDV 
12月7日 フジテレビ とくダネ 急増するデートDV
11月15日 千葉県社会福祉協議会 福祉CHIBA デートDV
11月9日 TBSテレビ ピンポン 激増するデートDV 少女たちに迫る危険
10月17、18、19日 読売新聞 恋人 防止法の対象外
10月14日 朝日新聞 生活 カップル間のDV防止ビデオ
9月19日 読売新聞 若い恋人の暴力 デートDV 傷つく前に 防止ビデオ
9月19日 NHKラジオ あさいちばん
8月15日 The Big Issue 特集 愛と暴力の間で DVからの出口はある
8月9日 中日新聞 恋人への暴力、暴言 デートDV深刻
8月   千葉県野田市男女共同参画課発行誌 フレッシュ
7月15日 毎日新聞 千葉県版 ちばワイド
6月20日 朝日新聞 デートDV
6月10日 聖教新聞 生活ワイド DVへの気づきうながす
5月7日  日本テレビ NNNドキュメント デートDVの恐怖
5月   アディクションと家族 暴力問題 〜この10年をふりかえる
4月    WAVE ウエーブ かながわ女性センター発行誌
3月    千葉 県民プラザ発行誌
3月18日  日本テレビ 特捜プロジェクト 男性グループの証言
2月   FM ノースウェーブ モーニングスコープ
2月7日 岩手新聞 広がる恋人間暴力 
2月4日 日本経済新聞 防ごうデートDV(寄稿)
1月15日 沖縄タイムス デートDV
1月3日 The Japan Times 
1月1日 学童保育 DVとジェンダー・バイアス(寄稿)
沖縄タイムズ 子ども向け紙面「ワラビー」

2006年11月29日 デートDV防止教育~アメリカ・日本で今

アメリカでは防止教育がすでに10年間以上行われています。日本でも防止教育の社会的な取り組みがやっと始まりました。アメリカと日本の現状と取り組みそして課題について3人の専門家が報告します。

日時:2006年11月29日(水)
    18:00~20:30
会場:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室
講師:
アグネス・チャンさん(エイジアン・タスクフォース)
中島幸子さん(レジリエンス代表)
山口のり子(アウェア代表)
テーマ:
デートDVとは何か なぜおこるか 
デートDVの特徴 防止教育の重要性 
アメリカの現状と進んだ取り組み 
日本の現状と課題など

講師の紹介
アグネス・チャンさん(エイジアン・タスクフォース)
アメリカの大学院で心理カウンセリング修士号を取得後、移民や難民のための職業・教育カウンセリングに携わったり、職業リハビリ・カウンセラーとして障害者支援をしたりする。コミュニティ・ワークサービス・インクではチーム・コーディネーターとして州の機関と地域の機関を結びつける仕事をする。現在ボストンでDVをなくすために活動する「エイジアン・タスクフォース」というNPOのアウトリーチとプログラム開発責任者。WAVE Teen Dating Violenceというカリキュラムを携えて高校などでデートDV防止教育に取り組んでいる。

中島幸子さん(レジリエンス代表)
DVコンサルタント・ソーシャルワーカー。DVの被害に遭った経験がきっかけとなり勉強を始め、1991年にアメリカにて法学博士号取得。2003年にソーシャルワーク修士号を取得。1997年からDVについての講演活動を始める。2003年、「レジリエンス」を結成。女性のためのレジリエンス講座を東京と横浜で毎月行っている。2004年から「女性の安全と健康のための支援教育センター」運営委員も務める。杏林大学非常勤講師。

2006年10月12日 内閣府主催の勉強会でアリス・ラビオレットさんが講師を努めました

内閣府主催の「配偶者からの暴力の加害者更正に関する勉強会」に、アウェアの研修会のため来日していたアリスさんが講師として招かれ、暴力調査委員会構成委員をはじめ、内閣府・法務省の担当職員約40名を前に、アメリカで加害者対策立法やプログラムを実施してきた経験から加害者プログラムの有用性や立法に関する講演を行いました。

2006年3月12〜14日 アメリカ CABIP 1st Western Regional Domestic Violence Conference

CABIP
(カリフォルニア州DV加害者プログラム連絡協議会
 California Association of Batterers Intervention Programs)
http://www.cabip.org/
1st Western Regional Domestic Violence Conference

アメリカ西部地区ドメスティック・バイオレンス会議 
2006年3月12〜14日 ネバタ州リノ市にて開催
アウェア代表・山口のり子がスピーカーとして参加しました

恒例のカリフォルニア州の加害者プログラム連絡協議会が催す会議に、例年通りアウェアの山口のり子がゲストスピーカーとして参加しました。アメリカで起きている問題への彼らの進んだ取り組みは、これからの日本にとって参考になる点が多くありますが、彼らにとっても日本の現状は大変興味深いものであったようでさまざまな反響を受けました。また例年そうですが、各地で活動するDV関係者たちが一同に会し、レクチャーやワークショップ、そしてさまざまな取り組みの報告を行うこの会議は、活気に満ちていて実に学ぶことの多い楽しい3日間の会議です。また、サンフランシスコ在住でアウェアのボランティアをしてくださっているりかさんも一緒に参加されました。りかさんによる会議リポート(PDFファイル)はこちらです。ぜひご覧下さい。

2005年

12月25日 じどうかん 39号 児童健全育成推進財団(寄稿)
12月20日 NHKテレビ おはよう日本 デートDV
12月    高文研発行 Je Pense 冬号 デートDV
11月15日 朝日新聞 千葉県版 デートDV
10月20日 東奥日報 青森県五所川原商業高校でのデートDV防止プログラム紹介
10月10日 山陽新聞 デートDV
5月17日 静岡新聞 
4月3日 東京新聞 加害者教育
3月31日 東京都文京区男女平等推進担当発行誌 若者たちのデートDV(寄稿)
3月   神奈川県立かながわセンター発行 男性相談のあり方 報告書
2月 月刊 「We learn」(デートDV)