振り返りの人:
52回のプログラムに20回以上通ったので、そろそろアウェアを”卒業”した後の2人の生活をどうするか考えようと切り出して、パートナーと”口論”しました。僕の提案は、アウェア卒業後 ➀同居に戻る ➁離婚する、かのどちらかでした。
パートナーは ➂このままの生活を続ける、の選択肢も入れてくれと言うので僕は頭にきてしまいました。
僕は一生懸命アウェアに通っているので、暴力のトラウマを解消できないのはパートナーの責任もあると思うと言ったらパートナーが急に怒り出しました。自分のどこが悪いのかわからりません。今回ばかりは、急に怒り出したパートナーに問題があると思うんですが、皆さんのご意見を聞かせてください。。
グループの男性たち:
Aさん:52回で卒業ということ自体、ありえないですよ。私はパートナーに52回で卒業と言うのは自分ルールだ!と言われています。
Bさん:だれのせいでアウェアに来ているか考えれば自然と答えが見えてくるんじゃないですか?
Cさん:何を焦っているんですか?
といった質問に対して振り返りをした男性は「確かに52回で答えを出したいと思っていたので、半分過ぎてしまい焦っていました。自分ばかりが頑張っている感覚があり、認めてほしかった、がんばってるねと言われたかったんだと思います」と降り返りました。
Fの報告:
このような意見や質問のほか、先が見えないツラさについて共感の意見も出ました。そしてこのグループには、一生アウェアに行けとパートナーに言われている人が10人中4人いることがわかりました。そのひとりが「子どもが成人するまであと15年アウェアに来ることになっているので、あと900回です」と言うとみんなから笑いとため息が漏れました。
アウェアの簡単な集計では、パートナーの承諾がありアウェアを卒業した人の平均在籍期間は3年くらいだと伝えました。それに対しては次のような発言がありました。
Dさん:
3年通ってから卒業の話をします。今の段階ではそれを話題にする資格がないし、そういうことを話すこと自体がDVなんだとパンチをくらった気がします。
今日の振り返りから、“アウェアに通う意味”について話しあいました。
意見・反面教師
・覚悟をつける
・お互いに意見するたいせつさ
・指摘してもらえるありがたさ
・パートナーの気持ちがわかるようになった
・お父さん世代の意見が聞ける
・人(グループの仲間)の心配ができるようになった
・他の人の考え方を知ることができて衝撃だった
・頭ではわかることを行動に移す訓練
など、いろいろ出ました。