各地のアウェアの認定者たちはコロナ禍にめげず工夫して実施しています!

COVID-19の影響で、以前と同じようにデートDV防止プログラムを行うことが難しくなっています。中止にせざるを得ない場合もありますが、様々な工夫で開催しているケースも!
アウェア認定・デートDV防止プログラム・ファシリテーターのプログラム実施報告より抜粋して、コロナ禍におけるプログラム実施の工夫を紹介します。

◆録画して実施◆
・コロナ禍で録画による講座も実施しました。例年より実施時期が遅くなっているようですが、コロナ禍でもできるということを伝えることは大切だと感じています。
・毎年入学式直後に呼んでいただいている大学の講義は中止となりましたが、コロナがいったん落ち着いた7月に2校。うち1校は定時制で、午前の部、午後の部、夜間の部と1日に3つの講義をしました。(中略)8月に予定していた先生向けの講義は中止となり、パワーポイントに音声をつけてDVDに録画し20枚ダビングして配布。終了後回収しました。作業は大変でしたが、言いたいことは漏らさず伝えることができ、受講人数も大幅に増えて良かったです。

◆録画と配信◆
・今年はコロナの影響が(2020年)2月頃から出たため、すっかり打合せもすんで実施するばかりになっていた中学校が全て中止になりました。休校が解かれた9月頃から声掛けしましたが、授業の遅れや部外者を入れることがネックになり実施が難しいようでした。そんな中で毎年実施していた市立中学校がこんな時だからこそ何とか工夫してやりましょうということになり、ロールプレイを事前に録画撮りし、1クラスでパワポを使いながら講義している様子をカメラで撮りながら残り5クラスに配信するという手段で実現しました!

◆オンライン開催◆
・都立高校の1・2年生を対象に、隔年で実施しています。今後はオンライン開催を検討します。
・大学の講座の時間は70分との依頼でした。学生が90分のzoomはもたないとのことでした。

◆対面とオンラインを同時に◆
・(2020年)11月に実施しました。学生が1週間交代で半数ずつ登校していたので、講座は対面とzoomを同時に実施する形でした。

◆クラス単位で◆
・県立高校1校1年生9クラス360人に体育館で1時間バージョンでしたが実施しました。短時間でしたがロールプレイを端折らず、ジェンダーのしばりやコロナ禍の世界情報やSDGsに触れた内容の濃い情報を提供しました。(中略)(2021年)2,3月以降にするところでは、密をさけるために体育館ではなく、クラス単位でするという案がきています。
やる回数が増えてしまうので、経費との兼ね合いが難しいようです。

◆検温、マスク、換気◆
・小ホール3分の1の人数で40名ほど、検温・マスク・消毒を徹底、席は2つ置きに着席
・大学の看護学部看護学科60分、検温、マスク、透明のフェイスカバー着用して実施
・毎年県の出前講座として、県内の中学高校大学看護学校など約30校でデートDV防止セミナーを90分で開催しています。しかし今年度は、いつも開催してくれている数校が開催中止となってしまいました。いつも通りに開催してくれた学校ではどの学校でもコロナ対策をしてくれていて、検温、マスク、消毒、換気に気を配り、またいつもより広い会場で参加者が密にならないようにしてくれていました。
・(2020年)7月ソーシャルディスタンスを遵守しながら、看護学校で110分の講座を開催。

◆話し合い◆
・コロナ以降、学校によって対応が違うので、話し合いで決めていました。

各地のアウェア認定・デートDV防止プログラム・ファシリテーター(実施者)一覧は https://aware-jp.com/network/ でご覧いただけます。

アウェアによる講師派遣は https://aware-jp.com/kousi-haken/ をご覧ください。