2008年4月26日 アウェアDV防止教育講座

アウェアDV防止教育講座
DVをしてしまった男性からのメッセージ
DVって何だろう?
僕たちは気づかずにやっていた。
気づいた僕たちから、今も気づかずにDVしている男性たちへ

日 時◇2008年4月26日(土) 午後1時~3時30分
会 場◇品川区立総合区民会館 きゅりあん大会議室
証言者◇アウェア加害者プログラム参加者たち
コーディネーター◇アウェア代表 山口のり子
参加費◇男性~1,500円  女性~無料
お申し込み◇アウェアまで(先着90名)

特別企画
男性たちによるバザー (12:30~13:00 15:30~16:00)
参加された被害体験をお持ちの女性のための会 (15:30~ )

主催◇アウェア    共催◇アウェアDV加害者プログラム参加者有志
協力◇レジリエンス

詳しいことはアウェアまでお問合せ下さい (担当:岩瀬)
お問い合わせ先:メールaware@par.odn.ne.jp

2007年7月14日 東京都 アウェアデートDV防止教育公開講座

束縛や暴力って愛?それはデートDVです
~デートDV防止教育先進地カルフォルニアの専門家に聞く~

2007年7月14日(土) 13:30~16:30
会場:品川区立総合区民会館(きゅりあん)
講師:バリー・レビイさん

アウェアが講師として招いたバリー・レビイさんが内閣府の研究報告会で講師をしました
日 時:2007年7月11日 10:00~12:00
会 場:女性と仕事の未来館
テーマ:米国におけるDating Violence対策について
講 師:バリー・レビイさん
通 訳:中島幸子さん

2007年7月12日~13日 東京都 アウェアデートDV防止教育専門講座

デートDV被害者への対応と支援~先進地カルフォルニアの実践に学ぶ~
2007年7月12日(木)9:30~17:00
2007年7月13日(金)9:00~16:30
会場:品川区立総合区民会館(きゅりあん)
講師:バリー・レビイさん

バリー・レビーさんの紹介
カリフォルニア州DV被害者支援団体協議会の創設者であり元会長。そのほかに
DV被害者支援トレーニング、性暴力被害者・DV被害者向け電話相談などにも長年中心的に関わる。性暴力、子どもへの性虐待、兄弟姉妹間での性暴力などを防ぐ教育プログラムの開発をする。カウンセラーとしての臨床経験は30年に及び、大人・青少年とその家族が、一般的暴力、子どものときに受けた性的暴力、DV、デートレイプ、セクシャル・ハラスメントなどによるトラウマからの回復をするための支援専門家として活躍中。「デイティング・バイオレンス」「デートDVについて親が知っているべきこと」をはじめ著書多数。テレビ出演も多く、DVの専門家・トレーナーとして全米に知られている。

2007年5月19日 アウェアDV防止教育講座

DVをしてしまった男性からのメッセージ
DVって何だろう
僕たちは気づかずやっていた。気づいた僕たちから、今も気づかずDVしている男性たちへ

日 時◇2007年5月19日(土)午後2時15分~4時45分
会 場◇文京シビックセンター26Fスカイホール
証言者◇アウェアDV加害者プログラム参加者たち
コーディネーター◇アウェア代表 山口のり子
参加費◇無料
お申し込み◇アウェアまで 先着90名

主催◇アウェア

証言者からのメッセージ
*アメリカで逮捕されたDV加害者Aさん
僕はおととし、カルフォルニアのディズニーランドへ家族で旅行しました。そこで些細なことで妻と言い争いになり、僕は妻の腿を蹴り上げました。その時思いがけないことが起こりました。警察官やディズニーランドの職員に取り囲まれ、後ろ手で手錠をかけられ、留置所に入れられたのです。そして裁判・判決の結果、たくさんの罰金と社会奉仕活動、加害者プログラムへの参加などいろいろな命令が裁判所から・・。僕は日本では当たり前のように妻にふるっていた暴力行為が犯罪と気づき。アウェアの加害者プログラムに真剣に通っています。
*Bさん
「あなたのしていることはDVです」ってアウェアで宣言してもらったことで、僕は初めて気づきました。社会がDVをしている人にそう宣言することが必要です。DVは僕の一生の問題だと思っています。
*Cさん
僕は妻に20年もDVをしていました。まちがったことをしていることにちっとも気づけませんでした。職場などまわりの人たちも同じ価値観を持っていたからです。DVした人は自分がしたことを全部認め、謝罪して償わなければなりません。
*Dさん
DVは犯罪です。してしまった僕は犯罪者です。それを一生忘れないようにしなければならないと思っています。DVは人権侵害で相手を苦しめること、する人も大切なものを失って苦しむことに早く気づかなければなりません。

2006年11月29日 デートDV防止教育~アメリカ・日本で今

アメリカでは防止教育がすでに10年間以上行われています。日本でも防止教育の社会的な取り組みがやっと始まりました。アメリカと日本の現状と取り組みそして課題について3人の専門家が報告します。

日時:2006年11月29日(水)
    18:00~20:30
会場:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室
講師:
アグネス・チャンさん(エイジアン・タスクフォース)
中島幸子さん(レジリエンス代表)
山口のり子(アウェア代表)
テーマ:
デートDVとは何か なぜおこるか 
デートDVの特徴 防止教育の重要性 
アメリカの現状と進んだ取り組み 
日本の現状と課題など

講師の紹介
アグネス・チャンさん(エイジアン・タスクフォース)
アメリカの大学院で心理カウンセリング修士号を取得後、移民や難民のための職業・教育カウンセリングに携わったり、職業リハビリ・カウンセラーとして障害者支援をしたりする。コミュニティ・ワークサービス・インクではチーム・コーディネーターとして州の機関と地域の機関を結びつける仕事をする。現在ボストンでDVをなくすために活動する「エイジアン・タスクフォース」というNPOのアウトリーチとプログラム開発責任者。WAVE Teen Dating Violenceというカリキュラムを携えて高校などでデートDV防止教育に取り組んでいる。

中島幸子さん(レジリエンス代表)
DVコンサルタント・ソーシャルワーカー。DVの被害に遭った経験がきっかけとなり勉強を始め、1991年にアメリカにて法学博士号取得。2003年にソーシャルワーク修士号を取得。1997年からDVについての講演活動を始める。2003年、「レジリエンス」を結成。女性のためのレジリエンス講座を東京と横浜で毎月行っている。2004年から「女性の安全と健康のための支援教育センター」運営委員も務める。杏林大学非常勤講師。

2006年10月12日 内閣府主催の勉強会でアリス・ラビオレットさんが講師を努めました

内閣府主催の「配偶者からの暴力の加害者更正に関する勉強会」に、アウェアの研修会のため来日していたアリスさんが講師として招かれ、暴力調査委員会構成委員をはじめ、内閣府・法務省の担当職員約40名を前に、アメリカで加害者対策立法やプログラムを実施してきた経験から加害者プログラムの有用性や立法に関する講演を行いました。

2006年3月12〜14日 アメリカ CABIP 1st Western Regional Domestic Violence Conference

CABIP
(カリフォルニア州DV加害者プログラム連絡協議会
 California Association of Batterers Intervention Programs)
http://www.cabip.org/
1st Western Regional Domestic Violence Conference

アメリカ西部地区ドメスティック・バイオレンス会議 
2006年3月12〜14日 ネバタ州リノ市にて開催
アウェア代表・山口のり子がスピーカーとして参加しました

恒例のカリフォルニア州の加害者プログラム連絡協議会が催す会議に、例年通りアウェアの山口のり子がゲストスピーカーとして参加しました。アメリカで起きている問題への彼らの進んだ取り組みは、これからの日本にとって参考になる点が多くありますが、彼らにとっても日本の現状は大変興味深いものであったようでさまざまな反響を受けました。また例年そうですが、各地で活動するDV関係者たちが一同に会し、レクチャーやワークショップ、そしてさまざまな取り組みの報告を行うこの会議は、活気に満ちていて実に学ぶことの多い楽しい3日間の会議です。また、サンフランシスコ在住でアウェアのボランティアをしてくださっているりかさんも一緒に参加されました。りかさんによる会議リポート(PDFファイル)はこちらです。ぜひご覧下さい。

2005年10月8〜10日 第2回DV加害者プログラム研修会が行われました

この研修会は、30年の経験を持つアメリカのDV被害者・加害者対策専門家二人を招き、その進んだ取り組みについて直接学べた研修会でした。加害者処罰の立法は可能か? 加害者プログラムは教育か治療か? プログラムはグループでやるべきか個人でやるべきか? 加害者にタイプはあるのか? いったい効果はあるのか?加害者はどう変われるのか? など次々と参加者の皆さんから質問の手が挙がりました。
 
▼参加者の方の感想より:
・長時間でしたが、大変楽しく有意義でした。色々な疑問にも答えていただき、また他の方の意見も聞けて貴重な3日間でした。皆さんに心から感謝します。
・近未来の日本におけるDV対応の方向性が示されたように思う。実践家の話は本当に参考になります。
・まだまだ教わりたいことが出てきて3日間では足らない感じです。

【詳細】 ※内容は参加者募集時
2005年10月8〜10日 第2回アウェアDV加害者プログラム研修会

研修の内容:
カリフォルニア州では、DV加害者プログラムのファシリテーターになるためには、トレーニング(40時間)と実習が必要です。この研修会はその40時間の内容に基づいて20時間分を3日間にわたり通訳(逐次)付きで実施します。研修内容としては、DVの基礎的理解をはじめ、被害者支援について、加害者やDV 行動について、さらに加害者プログラム・ファシリテーターとしてプログラムを実施するにあたり、必要で基本的な知識や技術を学ぶ内容です。

■3日間のテーマ(予定):
○第1回目(2003年の10月実施)リビュー
○ケース・カンファレンス 被害者・加害者・子ども、それぞれを主体として
○加害者処罰の立法に向けて 法的・理論的解釈
○日本で加害者処罰の立法は可能か?
○加害者プログラムの基本理念と内容
○加害者プログラムは教育か治療か?
○プログラムはカウンセリングや心理療法とどう違うか?
○DVは病理か?加害者は病気か?
○暴力を依存症の一種と見るのは正しいか?
○グループでやるべきか個人でやるべきか?
○グループ・ダイナミズム
○加害者にタイプはあるのか?
○なぜ暴力をふるうのか?
○加害者の行動分析
○自己正当化や責任転嫁や矮小化などをする理由 
○怒りの管理
○ジェンダー・バイアス
○ジェンダー・エキササイズ
○スーパーバイズ
○アルコールと暴力の問題
○ペアレンティグ
○家族・子ども・離婚
○同姓間のDV
○ネットワークとリソース
○プログラムに効果はあるのか?
○加害者はどう変われるのか?
○なぜ変われないのか?
○被害者にとってプログラムは何であるべきか?
○被害者支援となるにはどういうプログラムであるべきか?
○ファシリテーターは被害者に対して何をすべきか?
○プログラムを実際にどうやるのか?
○プログラムでファシリテーターはどう介入するのか?
○小グループでの討論やワークッショップ

そのほか、アウェアのプログラムで1年間学んだ男性から何をどのくらい変えられたのか、何を変えられないのかなど直接体験を話していただきます。サバイバーの体験も直接伺います。

【講師の紹介】
アリス・ラビオレットさん
カリフォルニア州認定のカウンセラー。「Alternative to Violence」を主宰。加害者プログラムを長年実施している。カリフォルニア州の加害者プログラムにおける草分け的な存在。1970年代からDV被害者支援に関わり、80年代からは加害者プログラム開発をロサンジェルス市の保護監察局といっしょに行なう。カリフォルニア州及び国内・国際的なファシリテーターたちの連絡協議会の会長。「It could happen to anybody」他著書多数。全米各地での講演をはじめテレビ・ラジオ出演多数。多くの関連機関、審議会メンバーも努め、「Rape Crisis Hotline Community Service Award」をはじめ多数の賞を受賞。

坂本安子さん
カリフォルニア州認定のカウンセラーでありソーシャルワーカー。ロサンジェルスのNPO「リトル東京サービス・センター」の福祉サービス部ディレクター。地域に住む主に日系人を対象にした社会福祉サービスをする。シェルターや自立支援のステップハウスの運営など、DV被害者支援の事業経験が豊富。日本語によるDV加害者プログラムも実施している。