DV(ドメステック・バイオレンス)は大人だけの問題でしょか。
DVとは、親密な関係の相手に対してふるう、身体や心への暴力のことです。これはけっして大人だけの問題ではありません。若者の間でも広くおきています。はじめはなかった暴力が、親密な関係になるとともに身体的・精神的・性的などさまざまな形でおきることがあります。それを「デートDV」と呼びます。
近年、デートDVを防止するための教育プログラムへの必要性が高まっており、アウェアは全国各地の学校や関係機関などに出向いてプログラムを行っています。そして私たちが認識している以上にデートDVは深刻な状況であることも分かってきました。
アウェアはデートDV防止教育の必要性や関心の高まりに応え、年に2回、プログラムを実施するファシリテーターを養成する講座を開いています。この講座(前・後期計40時間)では、ジェンダー・バイアスなど自分自身のまちがった思い込みを学び落とし、DVとは何か、相手を尊重するとはどういうことなのか、子どもたちにどう伝えればいいのかなど、ファシリテーターとして必要なさまざまなことを学べます。また学校などですぐ使えるプログラム(例:1時間 30分をひとコマとした内容)とさまざまな教材とその使い方について学べます。
40時間を受講したあとでアウェアの認定(認定料は別途)を受けた方は、正式に「アウェア認定・デートDV防止プログラム・ファシリテーター(実施者)」として各地でプログラムを実施していただけます。また認定を受けられた方には、その後の情報提供や相談受付などのアフターケアもします。学校などで直接若者に接している方はもちろん、相談センターや支援機関などの担当者の方や、医療・教育機関に勤務されている方、そしてもっとDVをよく理解したい方など、ぜひこの機会にご参加下さい。
☆お申し込み受付は、2007年10月からです。アウェアのホームページ専用フォーム、メールaware@par.odn.ne.jp、お電話またはFAXにてお申込ください。追って詳細をお知らせします。
☆講座後期(実践編)20時間は高知会場が2008年2月9日〜11日、東京会場が2008年6月27日〜29日の予定です。
参加費は前期と同じく45,000円です。
☆04年と05年のいずれかでアウェアの「デートDV研修会」を受講された方は5,000円割引させていただきますのでお申し込みの際にお知らせ下さい。
☆DVの当事者(加害者・被害者)の方で問題を抱えていらっしゃる方につきましては、講座の内容の関係で参加をご遠慮いただく場合がありますのでご了承ください。
☆参加費の「団体還元制度」「被害者支援制度」がありますので、詳しいことはお問合せ下さい。
☆講座内容(一部抜粋)
◆デートDVとは何か
◆デートDVの事例・統計
◆要因(ジェンダー、暴力容認、力と支配他)
◆ファシリテーターになるために必要な気づきと学び
◆デートDV被害者の支援
◆加害者の考え方と行動
◆被害者はなぜ離れられないのか
◆子どもたちを取り巻く危険な状況
◆プログラムの内容と流れ
◆教材の内容と種類と詳細
◆実施にあたっての模擬講座など
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