アウェア DV加害者プログラム・ファシリテーターを目指す方のための
100~126時間研修(Ⅰ~Ⅲ)のうちの
研修Ⅰ
参加お申し込みは締め切りました
次回の研修Ⅰは2016年の秋の予定です。
❀ステップⅠ(3日間 20時間)DV加害者プログラム基礎講研修
DV加害者と加害者プログラムがどんなものかを学ぶ基礎的講座です。
ステップ1は年齢制限他の参加要件はありません。どなたでもご参加いただけます。
日時:2011年2月9日(水) 午前10時~午後5時
10日(木) 午前10時~午後5時
11日(金・祝) 午前10時~午後4時
講座内容:
1)DVにまつわるまちがった俗説
2)DV加害者とは
①DV行動パターンのタイプ
②口論中DV加害者のしていること
③DV加害者とは
④DV加害者はどのように作られるか
3)DV加害者プログラム
①どんなプログラムが必要なのか
②ファシリテーターの仕事
4)アウェアのDV加害者プログラム
①特徴 ②内容 ③長さ ④被害者支援
5)参加者の特徴
6)グループでの進め方
7)プログラムの成果
①変化へのステップ
②変わる人と変わらない人
8)問題点と課題
9)心理カウンセリングとDV加害者
①カップルカウンセリングの危険性
②個人カウンセリングや心理療法の危険性
③DVと依存症 類似点と相違点
10)DV加害者対策
①日本のDV対策の現状
②日本のDV加害者プログラム実施状況
*取材番組のDVDやDV加害者たちがグループで話し合っているDVDなどの上映、
参加しているDV加害者から直接話を聞く時間を設けます。
ただしこれらは予定であって、変更する可能性もあることをご承知おきください。
講師:アウェア代表 山口のり子
会場:アウェア(東京千代田区JR総武線水道橋駅近く)
定員:10名(定員になり次第締め切ります)
参加費:45,000円
お申込方法:
お申し込みメールに下記事項をお書きになり、
メールinfo@aware.cnか、FAX(03-3292-7550)でお申し込みください。(※印は必須)
・研修名 DV加害者プログラム研修 ステップ1
・ふりがな※
・お名前※
・性別※
・生年月日
・郵便番号※
・ご住所※
・お電話番号※
・Fax番号
・メールアドレス※
・ご職業/お勤め先
・参加動機(簡単で結構です)
・詳細のご連絡方法※ 参加費振込先の詳細を折り返しご連絡します。次の中からご希望の方法をお選びください。
1.Eメール 2.FAX 3.郵送
・・・定員は10名で、定員になり次第締め切ります。お早めのお申し込みをお勧めします。・・・
【その後のステップ】
●ステップⅡ(3日間 20時間)DV加害者プログラム教材研修
ステップⅠを受講した方で、プログラムの教材とその使い方を学びたいという方向けの講座です。
日時:2011年4月予定(詳細未定)
会場:アウェア
参加費:45,000円
これまでにアウェアの講座を受講したことのある方はステップⅠ終了後ステップⅡとⅢへ進むことができますが、受講したことのない方はできません。
2011年春に実施する予定のアウェアデートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座の一部(26時間)を受講して、自分の中のまちがった価値観の「学び落とし」と「学び」をしていただいたうえで、ステップⅡとⅢへ進んでいただきます。詳細はアウェアにお尋ねください。
●ステップⅢ(60時間)DV加害者プログラム実習
ステップⅠを受講した方で、ステップⅡも受講する(した)方のみ対象です。アウェアのDV加害者プログラムの教材を使って独自にプログラムを実施したい方は、ステップⅠからⅢまで受講することが必要です。
ステップⅢを修了された方には、アウェアの加害者プログラム教材集(CD)をお渡しします。
(1)アウェアの男性グループの見学(50時間)(2時間X25回)
1回の週末に3つのグループ(各2時間)の見学が可能です。
(土曜日の午後4~6時、夜7~9時、日曜日の午後2~4時)
(2)アウェアの男性グループで実施体験(10時間)
50時間の見学が終わった方には、アウェアのグループで5回、ファシリテートの実習をしていただきます。 毎回準備と振り返りでフォローします。
会場:アウェア
参加費:110,000円(教材集代を含む)
●参加要件
1)DV加害者プログラムのファシリテーターになるには、人生経験も重要です。ステップⅠへの参
加には年齢制限はありませんが、ステップⅡとステップⅢについては、お申し込み時点で、
満40歳以上の方のみにさせていただきます。
2)なおステップⅡとステップⅢへの参加者は、下記のような要件を満たす方に限らせていただきます。
①DV加害者である(あった)方はステップⅡとⅢには参加できません。
②DVの被害体験をもつ方は、申し込む際に必ずお申し出ください。お申し出がなかった場合、
あとでそれがわかったときは、途中でやめていただくこともあります。その場合参加費の払い
戻しはできません。
③DVの被害体験をもつ方は、お申し込みの時点で下記に該当していること
・自分がDVの被害にあったという自覚をはっきりもっている(例:自分に正直になっている、DVの
被害体験やそれが自分に与えた影響を軽く考えないでしっかり見つめている、など)
・DVの問題を解決している(例:離婚している、など)
・被害体験から受けた影響を乗り越えている(例:自分の怒りを吐き出している、まわりの人に
攻撃的になっていない、人の顔色を見ないで自己決定ができる、など)
・心のケアを充分している(例:一定期間しっかりカウンセリングを受けた、その結果DVの被害に
あった体験を人の前で感情的にならずに冷静に自分のこととして話せる、など)
上記のような条件を満たすサバイバーの方に限らせていただきます。加害者プログラムのファ
シリテーター になる勉強をすることで、まだ解決していない自分自身のDVの問題を解決しよう
としたり、回復しようとしたりすると、自分にとってもまわりの人にとっても危険です。
アメリカではDVのサイバイサーがDV加害
者プログラムのファシリテーターとして活躍していま
すが、そういう人たちは、まず自分の問題を解決してから取り組んでいます。これを仕事として
目指したいというDVサバイバーをアウェアは応援したいと考えますが、アメリカのサバイバー
たちのように、まず自分のDVの問題を解決して、ケアを充分受けてから講座にご参加ください。
3)ステップⅡとステップⅢへの参加を希望される方は、ステップⅠの講座終了後、面接をさせて
いただき、要件を満たしている方かどうか判断させていただきます。
4)ステップⅡとステップⅢを終えて、地元でプログラムを実施するに当たり、希望する方をアウェ
アのホームページで「アウェアのDV加害者プログラム研修会で学んだ方々」とご紹介します。
しかし、「アウェア」の名を使って(例:アウェア仙台)実施することはできないことをご承知おき
ください。
<その理由>
教材はアウェアのものを使っても、ファシリテーターの考え方・やり方でまったくちがうプログ
ラムになります。研修を終えてプログラムを始められる方のやり方を、アウェアが監督したり
指導したりしませんし、できません。ですから、アウェアが皆さんのプログラムを保証したり、
責任を負ったりすることもできません。
アメリカ(カリフォルニア州)では、それを保護監察局が行います。プログラム実施者や団体
から料金をとり、専門の保護監察官を年1回派遣します。そして適切にプログラムを実施して
いると判断したところだけに実施許可を与えます。このような仕組みが日本にもできるよう、
アウェアは今後とも社会に対してメッセージを発信していきたいと思います。
5)DV加害者プログラムという責任が重くてリスクのある仕事に取り組む方は、独自責任をもって
実施していただくことになります。アウェアは皆さんとともに質の高いDV加害者プログラムを
提供できるよう、学びの場をこれからも提供していきたいと考えています。
以上のことをご承知のうえで、ステップⅠ、及びステップⅡとステップⅢにお申し込みくださるよう
お願いいたします。
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