緊急のお知らせ:アウェアは非常事態に合わせて対応の仕方を変えます

今、私たちは、世界は、歴史的な試練にさらされています。私たちはしばらくの間(どのくらいの間なのか不明ですが)、生活の仕方、生き方そのものを変えることが迫られています。しかし、やめずに続けなければならないことがたくさんあります。そのひとつがDVをなくす努力です。

アウェアはその努力を、やり方を変えて続けます。これまでアウェアで実施してきた加害者プログラム、被害女性プログラム、それに伴う面談等、すべてをオンライン(ZOOMを使用します)に切り替えて続行します。すでに参加している皆さんには、参加の仕方をご理解いただいたうえご協力をお願いします。新たに参加を希望する方はこれまで通り、まずメールでお問い合わせください。ご連絡をお待ちします。

 

2020 アウェアのパンフレット

アウェアのパンフを修正して増刷しました。

PDF(表示/ダウンロード):アウェアパンフ

パンフレット詳細

アウェアとは英語で「気づく」という意味です。

■DV加害者プログラム
DV被害者支援のひとつの方法として実施する加害男性向けプログラム

■DV被害女性プログラム
被害にあった女性がDVを見抜いて自分の人生をとり戻すチカラをつけるためのプログラム

■デートDV防止プログラム
若者が相手を尊重する健康で対等な関係をつくるためのプログラム

Tel:(03)6272-8770 Fax:(03)6272-8771
Eメール:info@aware-jp.com ホームページ:https://aware-jp.com


DV加害者プログラム(男性向け)

■プログラムの特徴

毎週2時間52回以上通うプログラムです。治療ではあリません。カウンセリングでもありません。 グループで行う教育プログラムです。カリフォルニア州認定のプログラムを応用しています。
女性ファシリテーター (プログラムの知識と技術をもって、目的に向かってプログラムを進行する役割の人)が実施し、DV被害者の代弁もします。

[プログラムの対象者]
*DVをやめたいという意思をもつ人
*精神疾患がない人
*アルコールや薬物依存症ではない人
*パートナー面談が可能な人(参加にはパートナー0)圃紘が必要です)
*パートナーがアウェアでケアを受けることに協力できる人

教育プログラム

DVは「犯罪」であり、相手を「力で支配する」ために手段として「自分が選択した」行為であることに気づき、その「責任を取る」ことを目指します。
暴力ではない他の方法を使えるように学びます。

プログラムの実施

グループは土曜日の午後(3~5時)と(6時~8時)、日曜日の午後(3時~ 5時)の3つです。参加費は1回3,000円です。参加を希望する方には事前 面談を3回受けていただきます。1回の面談は約1時間で、料金は8,000円 です。パー トナ ーヘの面談は約2時間で、料金は10,000円ですが、これは男性にお支払いいただきます。

プログラムで学ぶこと話し合うこと

●DVは犯罪であること
●暴力は自分の選択であること●DVは力による支配 であること
●暴力のサイクル
●タイムアウト
●暴力の種類
●感情的暴力
●性的暴力
●参加者のケース
●スタディ
●ジェンダー
●バイアス
●特権意識
●相手の気持ちや痛み
●怒りをもたらす考え
●被害者から直接体験談を聴く
●相手を尊重すること
●子どもへの影響
●子育て
●共感
●自己決定権
●率直な話し方
●相手を理解しようとする聞き方


虐待親プログラム

■プログラムの特徴

DVと子育てを学ぶ12回集中プログラムです。
DVと親の言動が子どもに及ぼすマイナスの影響への気づきと健康 な子育てと親育ちへのサポー トをします。


DV被害女性のプログラム

■プログラムの特徴

被害にあった女性たちがDVを見抜くチカラをつけ、自分自身の人生を選び取るために学ぶプログラムです。DV加害者プログラムを長年実施してきたアウェアならではの内容です。

[参加対象者]

*パートナーがアウェアの加害者プログラムに参加している人
*DVでつらい思いを抱えている人(からだへの暴力だけがDVではありません)
*もしかして私の方がDV加害者ではないかと悩んでいる人
*夫婦にDVの問題はあるけれど、離婚・別居はまだ決断していない人
*夫婦にDVの問題はあるけれど、何とかもう少し夫婦としてがんばってみたいと考えている人
*離婚・別居したけれど、元夫と子どもの面会交流の問題を抱えている人
*離婚・別居したけれど、子どもを被害者にも加害者にもさせたくない人

■プログラムの実施

毎月第2• 第4火曜日と第3日曜日に実施しています。
参加費は1回2,000円です。参加を希望する方は事前面談を1回受けていただく必要があります。

■個人面談

当プログラムに参加しない場合は、定期的な個人面談をお勧めします。


その他の会・講座

■DV防止講座

アウェアのDV加害者プログラムや被害女性プログラムについて説明したり、DV加害者プログラムに参加している男性が、自らの体験と気づきを語ったりする一般公開講座を開催します。

■アウェア・サロン

さまざまなテ ー マで講座や会を開きます。遠方の方もパソコンや スマー トフォンを使ってオンラインで参加していただけます。


デートDV防止プログラム

■デートDVとは

DVは大人だけの問題ではありません。若者たちの交際でもおきています。 デー ト相手にするので「デー トDV」と呼びます。アウェアは、若者たちが デー トDVをする人にもされる人にもならないように、相手を尊重する 関係を学ぶプログラムを提供しています。

■プログラムの内容 (ロールプレイとグループワークを含めて)

l.「デートDV」ってなに?

◆自分の意識をチェックしてみよう

2.DVは「力と支配」

◆力で相手を支配しようとするのがDV

3.デートDVをしない ・ されないために気づくことと学ぶこと

【気づくこと】

「力と支配」 は、まちがっていることに気づく
暴力を甘くみる風潮に気づく
女らしさ/男らしさの思い込みに気づく

【学ぶこと】

自分で選ぶ自分らしさ
相手を対等・平等な人として尊重すること
性行為を含めた自己決定
怒りを態度・行動で表さない
自分の感情を相手のせいにしない
共感すること

4.問題を抱えている友だちへのサポー ト/h4>
◆暴力的態度の見分け方
◆もし、あなたの友だちがデートDVされていたら ・していたら

[プログラムの対象者]
*小学生・中学生・高校生・大学生・専門学校生など

■プログラムの時間

通常は90分~120分で行いますが、ご要望に応じ柔軟に対応します。

受講した参加者の声

DVはなぐったりけったりということだと思っていたけど、言葉や態度の DVもたくさんあることがわかった(小学生女子)

DVはだれもが被害者にも加害者にもなると実感した(中学生男子)

自分の気持ちを暴力でなく言葉で伝えることが大変だけど大事だと わかった(高校生男子)

自分の中に「男らしさ」と「女らしさ」の決めつけのあることがわかった(大学生女子)


プログラム実施者の要請

①デートDV防止プログラム・ファシリテーター(実施者)養成講座

年に1回実施しています。高校 などでプログラムを実践できるよう、墓礎からじっくり学べる講座で、前期3日間、後期3日間です。修了された方で希望する方は、アウェアの認定者としてプログラムを使って防止教育を実施することができます。

②DV基礎講座

①の養成講座の前期1日目と2日目、後期1日目と2日目の計4日間です。 DVとデー トDVの基礎を学びます。加害者プログラム研修への第一歩です。

③ DV被害女性プログラム ・ ファシリテー タ ー養成講座

(① ②の講座修了者のみ受講できます)
講座は前期と 後期があリ、各2日間(士 ・日)です。
修了者はアウェアの教材を使ってプログラムを実施することができます。

④DV加害者プログラム研修

(上記DV被害女 プログラム・ファシリテ ー タ ー 養成講座修了者のみ対象) 【研修l 】(3日間)DV加害者プログラムについての基礎的講座
【研修I I】(3日間)プログラムの教材とその使い方を学ぶための講座
【研修Ill】(100時間以上)DV加害者グループの見学と実習


講師・ファシリテーターの派遣

* 「DVとは?」、「DVの要因 ・ 背景」、「DV加害者」、「DV加害者プログラム」、 「DV被害女性プログラム」などについて話す講師を派遣します。

*デー トDV 防止プログラム・ ファシリテータ ーを学校や大学へ派遣します。
プログラムは90分が基本ですが、柔軟に対応します。クラス単位でも学年単位でも実施します(詳細は相談に応じます)。

*一般市民向け講座や教職員向け研修会などで、デ ー トDVや防止 プログラムについて話す講師を派遣します。


冊子パンフレットの制作請負

*県や市、教育委員会などのこ‘要望に応じて、デートDV予防のための若者向けパンフ レットを普及版(基本の原稿)を使用して格安でお作リします。表紙には県名や市名が、裏表紙には相談先が掲載されます。高校生向け、中学生向けのほか、成人式参加者向 けなどがあります。冊子で納入するほか、ホームページ掲載用にデータ納品も可能です。

*「教職員向けデートDV対応の手引き」の冊子も普及版があります。

お見積もり等、ご遠慮なくお問い合わせください。


2020年明けましておめでとうございます。

アウェアはDVと性差別のない社会を目指して2020年も前に進みます。

今年の活動の柱は4つです。

1)DV加害者プログラム
2)被害女性プログラム
3)デートDV防止教育
4)学びの場の提供

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1)DV加害者プログラム

子どもがDV加害者である父親に殺される事件が続いたことで、DV加害者をなんとかしなければとか、DVを抑えれば虐待を減らせる、などの意識が警察や行政に広がりました。国(内閣府)も動き出し、行政から民間に業務委託する道の模索を始めたようですが、なにがいつ始まるか、今のところわかりません。

それで、アウェアがこれからすることは次の4つです。

1.加害者グループの継続

2.加害者プログラム実施者養成の継続

加害者プログラム研修に向けての基礎講座4日間(デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座6日間と兼ねる)を開催します。日程は追って、ホームページに掲載します。

3.虐待親に対応するプログラムの開発と実施者の養成

今、社会では子どもを虐待する親への対応が喫緊の課題となっています。アウェアでは、虐待親に対応するプログラムを開発中です。そのプログラムの基になっているのが、米国カリフォルニア州のDV加害者に関する法律を作った市民の草の根運動のリーダーで、加害者プログラムのファシリテーターとしても草分けの存在であるアリス・ラビオレットさんが、作ったプログラムです。

アウェアは2020年の秋にアリスさんを日本に招き、虐待親向けプログラム実施者養成講座を開催します。地方での開催も可能ですから、アリスさんを講師に迎えたい方・団体は今から検討のうえご相談ください。

4.DVで離別の別居親と子どもの面会交流での被害者と子ども支援事業

調停や裁判で、加害親を更生プログラムに向かわせる仕組みを、各機関と連携して作る必要があります。面会交流の条件として、まずDVと虐待に対応する集中プログラム(12回ほど)に参加後、監視付き面会交流でチェックし、不適切な子どもへの振る舞いがあった場合は、それ以上の面会交流を認めない、あるいは更生プログラム(52回以上)につなげる仕組み作りと、その関連団体との連携を目指します。

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2)被害女性プログラム

このプログラムは被害にあった女性のみならず、すべての女性がチカラをつけるためのプログラムでもあるので、パートナーがアウェアの加害者プログラムに通っている女性だけでなく、もっと対象を広げて実施する方法を模索します。

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3)デートDV防止教育

DVは親密な関係のふたりが対等・平等でないことから生じる問題です。日本では、ジェンダー不平等が是正されず、2019年のジェンダー・ギャップ指数は153か国中121位で、昨年(2018年は110位)より下がり、悪化しています。何もしなかったらデートDVやDVはますます増えることでしょう。

DVはジェンダー・ベースド・バイオレンス(性役割が基で起こる暴力)です。アウェアのデートDV防止教育は、子どもたちが自分の中のジェンダーと社会のジェンダー不平等の仕組みに気づき、意識と行動を変革することに大きく役立ってきました。若い人たちへの防止(予防)教育がますます必要となっている今、ジェンダーの視点を大切にして組み入れたアウェアのデートDV防止プログラムが社会から求められています。

アウェアは2006年にデートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座を始めました。2、3年前から、各地の認定者の皆さんから「活動を始めて10年経った」とか、「10周年記念の冊子を出すから挨拶文を書いてほしい」などと言われるようになりました。各地に、10年以上やっている仲間がいることはすごいことです。

 

そこで、経験を積んだ認定者が中心になって運営する全国組織団体「アウェアFネット」が設立されることになりました。

1.「アウェアFネット」設立準備会

2018年の金沢でのフォローアップ講座後、メールと手紙と電話などで皆さんによびかけた結果、ぜひやりたいと答えてくれた皆さんが、「アウェアFネット」設立準備会のメンバーになってくれました。メンバーは全国にちらばっていますから、会議はZOOMで行います。

「アウェアFネット」は、アウェアのデートDV防止プログラム及び防止教育の継続と発展のための運営母体となり、今後の運営指針や実行計画と実施方法などを話し合って決める大事な機関となります。

「アウェアFネット」は将来的には、各地で養成講座を開催する人や団体を養成することまで視野に入れて活動する予定ですが、今後のことは準備会メンバーによる話し合いで進めていきます。

 

2.認定者再養成講座

かつてアウェアの養成講座で学び認定も受けたけれど、さまざまな事情でアウェアの継続学習の輪から離れてしまった皆さんに声をかけて、戻ってもらう努力をします。特に東京の認定者が少ないので、受講しやすい形で再トレーニングなどを行い、主に東京の実施者を増やすことを今年の目標とします。

 

3.国や各自治体への働きかけ

アウェアとしては、他団体の力も借りながら、東京都内の自治体に働きかけて、全国でも防止教育が遅れている東京をなんとかしたいと思います。

なお、アウェアも参加している「デートDV防止全国ネットワーク」では、野田聖子議員をはじめ、超党派で国会議員に働きかけて、まずDV防止法に「防止教育をする」という文言と具体策を盛り込む法改正と、防止教育の義務教育化を目指します。

4.2作目のデートDV防止教育ビデオ制作

東京の認定者、宮崎歩詩奈さんが、アウェア2作目のビデオ制作に取り組んでいます。1作目(2006年制作)になかった新しい内容がさまざま盛り込まれた、斬新なビデオになる予定です。皆さん、お楽しみに。

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5)その他の学びの場の提供

アウェア関係者には、さまざまな分野の専門家がいます。例えば、ジェンダー、虐待、面会交流におけるDV被害者支援、LGBTsなど。そういう皆さんの力をお借りして、ZOOMによる各種講座の開催を検討します。

講師はアウェアかZOOMで講演し、受講者もアウェアかZOOMで参加という形です。認定者の皆さん(その他の人たちも含めて)がどこにいても学びたいことが安価で学べる仕組みを作ります。

 

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アウェアは今年も皆さんといっしょにDVと性差別のない社会の実現を目指します。

年末年始休業のお知らせ

アウェアは2019年12月22日から2020年1月10日(金)までお休みします。

その間、電話での対応はできませんが、メールは毎日チェックします。

お問い合わせやご依頼はメールでお願いします。

2019年10月28日内閣府のヒアリングに協力しました

2019年10月28日 アウェアは、内閣府によって選ばれた団体(2団体)のひとつとしてヒアリングに協力してきました。

「配偶者暴力被害者支援における機関連携及び加害者対応に関する調査研究事業ヒアリング調査」

(検討会委員)座長の中村正さんを含めて5名

(事務局)内閣府男女共同参画局推進課暴力対策推進室から3名

質問は以下のようなことでした。

・アウェアの設立経緯と活動、加害者プログラムの概要

・参加中は妻の参加も継続的にするのか

・加害者はグループのみか

・女性の実施者が入るのか

・受講中などのトラブルについて

・児相や配防センターなどとの連携について

・実施者のトレーニングについて

・コース受講の資格として支援経験とかはあるか

・修了性が地域で広がっているか

・調停での合意事項で参加する人はいるか

・現行法の中でできることを探りたい

・保護命令を受けている人の参加へは? 動機は?

・パートナーへの連絡について

・プログラムの効果測定について

・被害者に危険が及ぶケースはあるか

・被害者と加害者を見る機関が異なる場合の支障はあるか など