2021年12月8日、アウェア・オンライン・サロン#8を行いました。
25人の方からお申込みいただいて、学びあり、意見交換ありの、2時間となりました。
アウェア・オンライン・サロン #8「わが家の夫婦別姓」
ゲスト:大野真理子さん
終了後のアンケートより
★お話を聞いていて結婚した当初に感じていた納得のいかなさや憤りをありありと思い出しました。自分が「仕方のないことだ」とあきらめ引き受けてきたことを、当たり前だと引き受けずに闘った人の話が聞けて、勇気をもらいました。
★今まで、夫婦別姓に対して、特に意識をしていたわけでもない私には、大野さんの体験からのお話はとても考えさせられました。結婚して夫側の姓になるのは自然なことというか、みんなそうしていることと、何ら疑問も感じずただただ思っていた自分を強く認識しました。
★別姓を選択できないことの不便さ、不自由さを突き付けられたお話でした。(中略)前に小学生の女の子が、私の名前は結婚したら名字が変わるからどんな名字にでも合うようにってつけたんだってというので、そんなことないよ、今の名字を選ぶこともできるんだよって言うとものすごくびっくりされました。
★体験を元にしたお話が臨場感たっぷりで、大変分かりやすかったです。特に「DV加害者の多くが「妻が(結婚により、自分の)姓に変わったことが、所有意識につながったと話す」に、ハッとしました。
★昔なら女性に話し合いはなく合わせるか結婚止めるかしなったです。選択肢がなかったです。みんなでジェンダー平等のために別姓に向けて頑張りましょう。
◆大野さんからのメッセージ◆企画の案内文より
ウチの娘は中学生の頃「以前は、夫婦で苗字が同じ人って、たまたま同じ苗字の人と結婚したのかと思っていた。」と言っていた。それから「いや、今は同じ方が多くて、ウチの方が珍しいんだ、と、分かっているけど。」とあっけらかんと続けた。
「夫婦別姓って、子どもがかわいそう」こんな風に「心配」( ? ) する人を時折見かける。「親が変なことするから、迷惑している」と言う子だって、いるかもしれないけれど、幸い、少なくとも、ウチの子はそうは思っていなかったようだ。
夫婦別姓が国政選挙の争点のひとつに取り上げられていた。
一応、当事者としては、なんとなく義務があるような気がするので、言わせて下さい。いや、厳密にいえば、夫に通名使用させている「当事者の妻」として、夫の不便解消のため、貢献できることがあるならしなくては、と思うのです。
お付き合いいただければ、幸いです。
◆アウェア・オンライン・サロンについて◆
DVも性差別もないジェンダー平等社会をつくるため、自分の中のジェンダー規範を学び落とし、ジェンダー不平等について問題意識を深めると同時に、まわりの人に「気づき」を促せるよう学ぶ場です。「ジェンダー平等」をテーマの主軸に、毎回ゲストを招いて学習と交流の場を設けています。
次回(#9)は、2月25日(金)19時~です!